陰部の痛みと排尿痛を自覚し受診。淋菌・クラミジアと診断された10代男性の症例

19歳 / 男性診断名淋病クラミジア

1週間前から尿道の痛み(排尿時痛)や違和感、および白い分泌物(膿)が出る症状を自覚し来院。また、陰部のかゆみや赤みも伴っていた。淋菌・クラミジアの検査を実施した結果、陽性反応を検出したため淋菌・クラミジアと診断。 治療は、トロビシンによる筋肉内注射を臀部に行い、ビブラマイシンを処方し、開始した。

性行為

▪️問診: 1週間前からの排尿時痛、尿道の膿、陰部のかゆみ等の症状を確認。▪️検査: GeneXpert(核酸増幅検査)による性器(尿)の検査を実施。▪️結果: 淋菌陽性、クラミジア陽性。▪️治療:トロビシンとビブラマイシンによる治療を実施。▪️指導: アナフィラキシーのリスク説明、治癒確認(陰性確認)が出るまでの性行為禁止、副作用への留意を通達。

淋菌は、男性の場合、尿道から黄色や白濁したドロっとした膿が出たり、排尿時に激しい痛みを感じたりするのが典型的な症状です。今回のケースでもこれらの強い症状が見られましたが、迅速な検査により即日の診断と、トロビシンによる筋肉内注射の治療を行うことができました。また、今回はクラミジアも併発しています。クラミジアは男性の約50%、女性の70〜80%が無症状と自覚しにくく、放置すると男性では前立腺炎や精巣上体炎、女性では骨盤内炎症性疾患や肝周囲炎へ進行し、将来の不妊症や子宮外妊娠の深刻な原因となります。オーラルセックスによる咽頭感染にも注意が必要です。クラミジアの治療は、ビブラマイシン100mgを1日2回、7日間継続して服用することで治療を行います。また、Doxy PEPを性行為から72時間以内の服用で、70%以上感染確率を減少させることが期待できます。完治を確認するまでは感染を広げる可能性があるため、必ず再検査を受けていただくようお伝えしました。

淋菌・クラミジア迅速検査(性器)
8,980円
トロビシン
9,800円
ビブラマイシン
4,980円

トロビシンは淋菌に有効な注射薬ですが、稀にショックやアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応、激しい腹痛や下痢などの重大な副作用が生じることがあります。また、過去にこの薬でアレルギーを起こしたことがある方は使用できません。投与中や投与後に息苦しさや蕁麻疹、めまいなどの異変を感じた際は、すぐに医師や看護師にお申し出ください。そのほか、注射した部位の痛みや腫れ、一時的な発熱や悪心などの症状が現れることがあります。 ビブラマイシンはクラミジアに有効な抗生物質ですが、稀に呼吸困難や激しい下痢、重い皮膚症状などの重大な副作用が生じることがあります。さらに、妊婦・授乳中の方は胎児や乳児の発育に影響を及ぼす可能性があるため原則服用できません。服用中に体調の異変を感じた際は、すぐに服用を中止して当院までご連絡ください。また、吐き気などの軽い症状のほか、日光に過敏に反応しやすくなる性質があるため、服用中の紫外線対策も大切です。

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