おりものの異常
おりもの = 帯下(たいげ)とは子宮・腟・外陰などから生じる分泌物です。淋病やクラミジア、カンジダ症、細菌性膣炎、トリコモナス症などの性病に感染している場合、おりものに異常が出る場合があります。
性周期において排卵の時期や妊娠中も増えるとされているため、少しでも異常がある場合は検査が必要です。
おりものに下記のような症状がある方は性病に感染している可能性があります。
・黄緑色、白色ヨーグルト状、灰色、泡状
・不正出血(ピンクっぽくなる)
おりものの異常で考えられる性病
おりものがいつもと異なる方は下記のような性病に感染している可能性があります。
淋病
おりものの増加や黄色いおりものが出て排尿時に痛みを生じるなどの異常があります。
また、不正出血になる場合もあります。
無症状でも淋病感染しているケースがあるため、少しでもおりものに異変を感じた場合は検査が必要です。
クラミジア
感染のリスク後、1〜3週間後からおりものが増加し、いつもと異なる臭いがする場合があります。
クラミジアも淋病同様に無症状での感染が多いため、おりものに少しでも異変を感じた方は検査が必要です。
トリコモナス症
トリコモナスと言われる、原虫に感染することで性器周辺に炎症がする性病です。
泡状で悪臭を放つ褐色または黄緑色のおりものがでます。
無症状で感染している場合が多いため、検査が必要です。
膣カンジダ
カンジダは性行為以外にも感染します。
おりものは、白く濁り、酒かす、粥、ヨーグルト、カッテージチーズのようになるのが特徴です。
培養によって検査することが可能です。