発熱・吐き気・全身の不調

急な経過で起こる発熱や全身の不調は、主に感染症によって引き起こされます。軽い風邪から、心臓や脳など臓器の感染まで、さまざまものがありますが、性病に感染している場合があります。

また、全身性エリテマトーデスや血管炎といった自己免疫疾患や、悪性リンパ腫、白血病などの血液疾患も、続く発熱と全身の倦怠感をもたらします。バセドウ病や副腎皮質機能低下症などといった体内ホルモンのバランスの乱れによっても同様の症状が出ます。

性病も性器だけの症状にとどまらず、全身の症状を起こすものがあります。

発熱・吐き気・全身の不調で考えられる性病

熱・吐き気・全身の不調を感じる方は、下記のような性病に感染している可能性があります。

梅毒

梅毒の感染後、6週くらいで、全身のリンパ節の腫大、発熱、倦怠感を起こします。

HIV

HIVの感染後、2〜10週経過すると、体内でのウイルス量が最大に達し発熱や全身倦怠感などの急性症状を起こすことがあります。

B型肝炎

B型肝炎は急性肝炎になると、全身の倦怠感や発熱、黄疸が出ます。

C型肝炎

倦怠感、食欲不振、吐き気などの症状が出ることがあります。

性病は感染部位のみの症状だけでなく、風邪やインフルエンザの様な症状が出る場合もあります。リスク行為後に発熱・吐き気・全身の不調などの症状がある方は一度性病の感染を疑いましょう。