全身にできもの・発疹・アザができる

全身に皮疹(ブツブツ)が生じる病気は、皮膚科の各種疾患や蕁麻疹、薬疹、自己免疫疾患などの症状である場合も多く、性病と特定するには検査が必要となります。

下記のような症状が当てはまる方は梅毒HIVなどの性病に感染している可能性があります。

・全身に小さな赤いブツブツ
・小さなしこり(1~2cm程度)
・湿疹による痒み

考えられる性病

全身にできもの・発疹・アザなどの症状がある方は下記のような性病に感染している可能性があります。

梅毒

感染後数ヶ月した梅毒はバラ疹(小さな薔薇の花に似ているためこう呼ばれます)と呼ばれる淡い紅色をした皮疹が出ます。

その後、えんどう豆サイズの赤褐色をした盛り上がりのある皮疹、(丘疹性梅毒疹)を起こします。

B/C型肝炎

急性HIV感染症の発疹(出現率56.4%)は、体や手の平、足の底に5~10mm大の紅色の平らな皮疹または盛り上がった丘疹を生じます。

しかし、他のウイルス感染でも同様の皮疹を認めることがあり区別は困難です。

B/C型肝炎

B型およびC型肝炎ウイルスの初感染時(約20%)に蕁麻疹様血管炎と呼ばれる、全身の膨隆した皮疹を起こします。

蕁麻疹に見た目が似ているため蕁麻疹様と呼ばれますが、本態は血管炎と呼ばれる炎症であり、短時間では消えません。

当院では、梅毒・HIV・B型肝炎の抗原・抗体検査を最短15分で検査することができます。少しでも感染の疑いや不安がある方はご来院ください。