尖圭コンジローマとは?症状・検査・治療・感染経路について解説
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- カリフラワーのようなできもの
- トサカのように尖ったイボ
- 密集したイボが数箇所に存在する
- ピンク色や茶褐色、灰白色
- イボが大きくなっていく
- イボが増える
- イボが出来たり消えたりする
- 尖圭コンジローマ検査(視診)
- 3,980
- 尖圭コンジローマ検査(病変ぬぐい)
- 9,800

尖圭コンジローマは、HPVを原因とする性感染症であり、外陰部や肛門周囲などに乳頭状・鶏冠状(トサカ状)の疣贅(いぼ様病変)を形成することを特徴とします。多くの場合、痛みや痒みなどの自覚症状に乏しく、入浴時や排泄時などに偶然病変へ気づき受診されるケースがみられます。
検査は、主に視診により行います。必要に応じて、病変ぬぐいを行う場合もあります。
治療は、ベセルナクリーム5%(外用薬)による局所療法を基本とします。また、当院では実施しておりませんが、炭酸ガスレーザー等により病変を焼灼・除去する外科的治療を行っている医療機関もあります。
目次
この記事の監修ドクター
百束 全人 ペアライフクリニック横浜院
平成30年 日本医科大学医学部 卒業
▼資格
日本性感染症学会 会員
日本感染症学会 会員
日本エイズ学会 会員
日本泌尿器科学会 会員
直接人の役に立ちたいと医学の道を志し、泌尿器科・皮膚科での経験を経て、ペアライフクリニック院長に就任。

尖圭コンジローマとは
尖圭コンジローマとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで発症する性感染症の一つです。よく目にする子宮頸がんの原因となるウイルスもHPVといわれますが、尖圭コンジローマもHPVが原因で発症します。HPVには多くの種類が存在し、型で判別されています。それぞれの型で、「がん」になったり、いぼだけで「がん」にはならないものがあります。
HPVにはいくつか種類があり、尖圭コンジローマは低リスク型といわれる、6型・11型の2種類に感染することで発症します。90%以上の尖圭コンジローマはこの2つの型によるものです。これらは非腫瘍性であり、悪性化のリスクは低いとされています。
先の尖ったイボのような非腫瘍性病変を形成することから、尖圭コンジローマという病名がついています。発症しても自覚症状はあまりなく、不快感や性器のかゆみなどが生じてから発症に気づくケースが多いです。イボは大きくなったり増えたりを繰り返し、見た目も悪いので、精神的な苦痛をもたらすこともあります。
尖圭コンジローマが発症する原因
尖圭コンジローマとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することで発症する性感染症の一つです。よく目にする子宮頸がんの原因となるウイルスもHPVといわれますが、尖圭コンジローマもHPVが原因で発症します。HPVには多くの種類が存在し、型で判別されています。それぞれの型で、「がん」になったり、いぼだけで「がん」にはならないものがあります。
HPVにはいくつか種類があり、尖圭コンジローマは低リスク型といわれる、6型・11型の2種類に感染することで発症します。90%以上の尖圭コンジローマはこの2つの型によるものです。これらは非腫瘍性であり、悪性化のリスクは低いとされています。
尖圭コンジローマの感染者数
尖圭コンジローマは全国1000弱の定点医療機関で感染者数が報告、集計されており、2021年には合計 5,602人、一医療機関当たり5.69人の感染者が報告されています。2005年には男女ともにピークから減少傾向にあったのが、2012年より再び増加傾向となっています。
しかし、こちらの数値はほんの一部の報告数のため、実際の罹患者は数倍もいることでしょう。実際に当院でも多くの尖圭コンジローマの方を診察しております。
尖圭コンジローマの感染経路
尖圭コンジローマは基本的に性行為で感染する感染症です。粘膜同士の接触で、傷口などから尖圭コンジローマの原因となるHPVが侵入した際に尖圭コンジローマに感染します。
感染する部位
尖圭コンジローマは性器だけでなく、粘膜がある箇所には全て感染します。皮膚でも細かい傷から感染が成立することがあります。
尖圭コンジローマに感染する行為
尖圭コンジローマは通常のセックス以外にもオーラルセックスやアナルセックス、キスでも感染する可能性があります。
尖圭コンジローマの症状
HPVに感染すると尖圭コンジローマを発症することがあります。尖圭コンジローマはHPVが多く増殖したイボなので、患部を拭って精密検査(HPV低リスク)を行います。
性的接触により皮膚や粘膜の微小な傷から皮膚の細胞に感染し、2週間~8か月(平均2~3か月)の潜伏期間を経て乳頭腫と呼ばれるイボを作ります。
全ての患者さんがイボを発症するわけではなく、症状のない無症候性感染や、ウイルスの極めて少ない潜伏感染の状態もあります。潜伏期間は幅広く、感染機会を特定することは時として困難です。
男性の主な症状

男性では亀頭やその手前の溝の部分、陰嚢などに薄いピンク色または茶色の鶏のトサカ状やカリフラワー状、または乳頭状(おわんを伏せた形)のイボを生じることが多いです。
包茎の男性は感染リスクが高く難治性です。また肛門周辺や肛門内、尿道口にも感染し、尿道・直腸内部にも発症することがあります。
症状としては無症状の方がほとんどですが、かゆみや痛みを伴うことも稀にあります。
女性の主な症状

女性でも同じく薄いピンク色または茶色の鶏のトサカ状やカリフラワー状、または乳頭状(おわんを伏せた形)のイボを大小陰唇、会陰部、膣、子宮の入り口である頸部にも発症することがあります。
母子感染をするリスクもあるため、妊娠・出産を控えているかたはブライダルチェックを受けましょう
症状としても男性と同じく無症状の方がほとんどですが、かゆみや痛みを伴うことも稀にあります。
尖圭コンジローマの潜伏期間について
尖圭コンジローマの原因であるHPVは、性的接触で皮膚や粘膜の小さな傷から感染します。潜伏期間は2週間〜8か月と長く、感染時期や相手を特定するのは困難です。
HPVが細胞に入り込むと、潜伏を経てイボ(乳頭腫)を形成します。すべての感染者が発症するわけではなく、無症候性や潜伏感染のまま経過することもあります。
上記のような症状が尖圭コンジローマの主な特徴です。見た目から感染に気づきやすいと思われがちですが、痛みが伴わないことがあるため、症状に気づかないケースが多くあります。

尖圭コンジローマの症例
下記の写真は、ペアライフクリニック名古屋院院長の黒田医師が、視診により尖圭コンジローマと診断した症例です。男性にみられる症状の一例であり、鶏冠状またはカリフラワー状の特徴的な病変が確認できます。
閲覧注意
この写真には性器の撮影が含まれております。
18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
症例画像を閲覧する
閲覧注意
この写真には性器の撮影が含まれております。
18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
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尖圭コンジローマの検査方法

尖圭コンジローマの検査は、医師が診て判断する「視診」となります。尖圭コンジローマの特徴であるイボなどの症状を見て、判断いたします。
当院では、HPV低リスクの精密検査が可能です。尖圭コンジローマの感染リスクも検査できますので、ご不明点がある方はお気軽にご来院ください。
女性の場合は、膣分泌物からHPV高リスクの精密検査を行うことも可能です。

尖圭コンジローマの治療
尖圭コンジローマの治療には、外用薬による薬物療法や、外科的切除、凍結療法などの方法があります。治療方法は、イボの大きさや数、発生している部位などを考慮して選択されます。
ペアライフクリニックでは、外用薬による治療を行っています。外用薬を患部に塗布することで、イボの消失を目指します。治療期間や効果には個人差があり、症状の経過を確認しながら治療を進めることが大切です。
尖圭コンジローマは、治療によってイボが消失しても、再発する可能性があります。気になる症状がある場合は、自己判断で対処せず、医師に相談しましょう。
塗り薬

尖圭コンジローマの治療における塗り薬はべセルナクリーム5%を使用します。外科的切除に比べて通院する必要がないため、ご自宅で尖圭コンジローマの治療を行うことができます。
外科的切除

尖圭コンジローマの治療には、外用薬による薬物療法や、外科的切除、凍結療法などの方法があります。治療方法は、イボの大きさや数、発生している部位などを考慮して選択されます。
ペアライフクリニックでは、外用薬による治療を行っています。外用薬を患部に塗布することで、病変の改善を目指します。外用薬による治療で十分な改善がみられない場合には、外科的切除などの治療を検討します。
尖圭コンジローマは、治療によってイボが消失しても再発する可能性があります。症状や治療経過には個人差があるため、医師の指示に従って治療を進めることが大切です。気になる症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
尖圭コンジローマの予防方法

尖圭コンジローマを発症する、HPVは皮膚や粘膜の微小な傷から侵入・感染するため、感染予防にはコンドームの使用が基本となりますが、ウイルスに未感染の場合にはHPV6型、HPV11型やその他の高リスク型へのワクチンがあり、これを接種することで感染予防の効果があるとされています。
尖圭コンジローマの診療費用
尖圭コンジローマに感染している方は、淋菌・クラミジア・梅毒など他性感染症も発症している可能性が高いため、セットプランもご用意しております。症状や既往歴などをもとに検査プランをご提案いたしますので、お困りの方は一度当院にご来院ください。
ペアライフクリニックは予約不要で
ご来院いただけます

「感染行為を行いすぐにでも検査を受けたい方」
「先の予定がたてにくく予約を取ることが難しい方」、「予約を取ることがめんどくさい方」「性感染症に該当する症状を発症しているが誰にも相談できない方」など
性感染症は誰にも感染するリスクがあるのにも関わらず受診しずらい感染症だからこそ予約不要で手軽にご来院いただける体制を整えています。
検査を受けたその日に検査結果がわかり、陽性だった場合には当日に治療を開始することができます。また、性感染症・感染症学会に所属している医師が常駐しております。ご不安なことがありましたらお気軽にご相談くださいませ。
よくあるご質問
A.
ご自身の免疫によってイボが自然になくなる場合もありますが、再発することが多いです。1年以内に約30~50%の方は再発することがあります。
コンジローマは再発リスクが高いため、治療をおすすめします。
A.
ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となりコンジローマが発症します。潜伏期間は数週間から8カ月程度あるため、症状がなくても感染の可能性があります。イボなどの症状がでたら必ず検査・治療しましょう。
A.
治療中の性行為はお控えください。
治療が完了し、症状がなくなったタイミングで改めてご来院ください。医師が治癒判定いたします。
A.
いいえ。コンジローマは再発リスクが高い感染症です。症状がなくなっても1年以内に30~50%の方が再発するといわれております。異なるHPVの型の重複感染や、同じHPVの型の再感染もありえます。予防するには、未感染時期でのHPVワクチン接種しかありません
A.
イミキモドクリームは、塗ると局所免疫の活性化を引き起こすクリームなので、ややヒリヒリした感じがすることもありますが、それは薬の効いている証拠です。ただし、一部の方に赤みやただれなどの副作用が出ることがあります。副作用が強すぎるときは中止しますので医師に相談してください。
A.
最初の治療として1週間分の塗り薬を処方しますが、副作用が無ければ改めて塗り薬を処方いたします。2か月みても改善が見られない場合は外科的手術で取り除きます。
A.
当院では塗り薬のみの治療となります。
塗り薬での治療はリスクが少ないだけでなく、再発リスクが低いといわれております。症状により、外科的手術が可能な病院へご紹介する場合があります。
A.
基本的には性行為で感染する病気です。
手指や病変部位に接触する物を経由した接触感染で感染することがあります。 また、分娩時の産道感染で母子感染することがあります。
尖圭コンジローマについてのまとめ
尖圭コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染が原因で発症し、性器周辺にイボができる性感染症です。潜伏期間が長く、平均2~3か月を経て発症します。
治療法は塗り薬や外科的な切除が主ですが、再発しやすいため根気強い治療が必要です。予防にはHPVワクチン接種が最も有効であり、また感染拡大を防ぐためにも、パートナーと共に検査・治療を行うことが重要です。性器周辺に異常を見つけたら、すぐに専門のクリニックを受診しましょう。


