いぼ・ぶつぶつ・できもの
性器周辺の「いぼ・ぶつぶつ・できもの」などの症状は、梅毒や尖圭コンジローマ、性器ヘルペスなどの性病に感染している可能性があります。少しでも気になる症状がある方はお気軽にご来院ください。性感染症学会・感染症学会所属の医師が常駐しております。
性器周辺のいぼ・ぶつぶつ・できもので考えられる性病
性器周辺に「いぼ・ぶつぶつ・できもの」などの症状がある方は下記のような性病の可能性があります。
梅毒
感染してから3週くらいで感染部位にコリコリとした小さな赤いしこりが現れます。
中心がえぐれて潰瘍となったものを硬性下疳と呼びます。感染から3か月以上経過すると、手のひらや足の裏、体幹を中心に様々な発疹がみられます。
尖形コンジローマ
ヒトパピローマウイルスに感染することで起こるいぼの一種です。
感染から数週間~数か月を経て、陰部や肛門周辺にイボが現れます。
いぼは先の尖った乳頭状の独特な形をしていて、大きくなるとカリフラワー状や鶏のトサカ状とも表現される特徴的な形となります。痛みやかゆみを伴うことはほとんどありません。
性器ヘルペス
感染から2〜10日程度の潜伏期間を経て、陰部に痛みを伴う多数の水疱やただれが現れます。
発熱を伴ったり、足の付け根のリンパ節が腫れたりする場合もあります。
真珠様小丘疹
乳頭状のいぼが膣前庭から小陰唇にかけて生じるものです。男性では亀頭部に連続してできます。
陰嚢や陰茎に散発的にできることもあり、その場合はフォアダイスと呼ばれます。見た目は性感染症の尖圭コンジローマに似ていますが、生理的なもので人に感染することはありません。
伝染性軟属腫
伝染性軟属腫は、一般的にみずいぼと呼ばれる病気です。中心がへこんだドーム状のいぼが見られます。乳幼児に多い病気ですが、成人だと性器周辺によく見られます。
外陰バジェット病は皮膚がんの一種で淡紅色や茶褐色のシミのような発疹が現れ、かゆみや軽い痛みを伴います。ベーチェット病と呼ばれる自己免疫疾患も陰部に痛みを伴う潰瘍を伴うことで知られます。