STD CASE LIST

バラ疹と性器のしこりの症状が現れたため受診
梅毒と診断された性産業で働く20代女性の症例

21歳 / 女性診断名梅毒

感染経路は特定できていないものの、バラ疹やしこり、いぼといった症状が1か月ほど続いたため受診。 梅毒特有の症状だったため血液検査を実施。その結果、基準値と比較して、RPR法で47倍以上、TP法で84倍以上と、いずれも高値を示しており、梅毒と診断。治療は早期梅毒と診断されたため、ステルイズ(筋肉注射)を1回投与し対応。3か月後に経過観察を実施するため来院を通達。

感染経路は不明。

問診:梅毒の既往歴の有無、療養中の病気、服用中の薬、アレルギーについて問診を実施。検査:採血による梅毒RPR法、梅毒TP抗体法。治療:ステルイズ(筋肉注射)1度の治療。指導:3ヶ月後に経過観察を行うため来院するように指示。

梅毒は、世界的に感染者数が多い性感染症です。厚生労働省のデータによると最近の10年間で梅毒の感染者が約9倍増えていると報告されております。今回の患者様は早期に梅毒の感染が発覚したため、1度の筋肉注射で治療を行いましたが、後期梅毒の場合は、週に1度の筋肉注射を3週間継続により治療を行います。また、梅毒の感染を放置することゴム腫と呼ばれる腫瘍が骨、筋肉などの組織を破壊し歩行障害まで症状が悪化するケースもあるため、梅毒の違いがる症状が現れた際には早急に検査することを推奨します。

梅毒の迅速検査
5,980円
梅毒治療
19,800円

梅毒の治療に使用される注射の針は、通常のワクチン接種の3倍の太さの注射針を使用する必要があり、通常の筋肉注射に比べて痛みを感じやすいとされております。また、ステルイズ(筋肉注射)で治療を受けた後に、頭痛や筋肉痛、悪寒などの症状が現れることがありますが、これらの症状は24時間以内に消失します。これらの副作用のほかに、ステルイズ(筋肉注射)の治療後、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。アナフィラキシーショックの症状である呼吸困難などの症状が現れた際には当院までご連絡ください。

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