症例概要
1ヶ月前から陰部のいたみ・違和感・膿の症状があり受診。一般細菌の検査と視診による検査を実施し検査の結果、細菌性亀頭包皮炎の疑いあり。治療はゲンタマイシン軟膏を処方し、治療を開始した。
この写真には性器の撮影が含まれております。
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1ヶ月前から陰部のいたみ・違和感・膿の症状があり受診。一般細菌の検査と視診による検査を実施し検査の結果、細菌性亀頭包皮炎の疑いあり。治療はゲンタマイシン軟膏を処方し、治療を開始した。
性行為
▪️問診:現在の症状、感染機会、往路歴、アレルギーの有無などについて問診を実施。▪️検査:一般細菌の検査と視診による検査を実施。検査の結果、細菌性亀頭包皮炎の疑い。▪️治療:ゲンタマイシン軟膏を処方。▪️指導:性器をぬるま湯で洗浄し、タオル・ドライヤーで乾燥し、通気性の良い下着を着衣し物理的な刺激を1ヶ月避けることを通達。
男性の亀頭や包皮の内側に炎症が起こる「亀頭包皮炎」は、皮膚の剥け、赤み、ただれ(びらん)といった症状が見られ、進行すると強い痛みや痒みを伴うのが特徴です。 発症のきっかけは様々で、パートナーの腟カンジダ症から性行為を介してうつるケースだけでなく、下着などの摩擦や石鹸による刺激、包茎による不衛生な環境、あるいは糖尿病といった背景から、体表の常在菌が局所で異常に増えてしまうことでも発症します。これらの常在菌は常に体に存在しているため、包茎の放置や不摂生、糖尿病の治療を怠ると、一度治っても再発を繰り返すリスクがあります。治療においては原因菌の特定が不可欠です。カンジダをはじめとする真菌(カビ)が原因ならルリコン軟膏、ラミシールクリーム、クロトリマゾールクリーム、ミコナゾールクリームといった抗真菌外用薬を使用し、細菌感染であればゲンタマイシン軟膏などの抗生剤を塗布します。もし外用薬で改善しない場合や重症化・再発しているケースでは、フルコナゾール(抗真菌薬)やアモキシシリン(抗生物質)などの内服薬を7日間ほど服用する治療に切り替えます。予防のためには、日頃のお風呂で包皮を優しく剥いて洗うなど、清潔の維持と物理的な刺激の軽減が欠かせません。なお、パートナーが外陰腟カンジダ症を発症している期間の性交渉は感染リスクが非常に高いため、二人で同時に治療を進めることが根本的な解決につながります。
ゲンタマイシン軟膏は、主に細菌性亀頭包皮炎に対する治療薬として使用されています。本剤の副作用としては発疹などが報告されていますが、重篤なものとして腎障害や全身投与時には難聴を引き起こす可能性も指摘されているため注意が必要です。また、外用薬の塗布のみで症状が改善しない重症例や反復する場合には、アモキシシリンなどの内服薬を7日間服用する治療に切り替えられたり、併用されるケースもございます。
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