症例概要
1週間ほど前から性器にしこりやいぼのような症状を自覚したため受診。性器のしこり・いぼや手のひらの発疹を呈する感染症として、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒の可能性が考えられたため、視診と梅毒の血液検査を実施。その結果、TP抗体値が基準値の90倍、RPR抗体値が234.5倍を超える高値を示し、梅毒陽性と診断。これらの症状から、早期梅毒第2期と判断。治療はアモキシシリンの内服を14日間で行った。
この写真には性器の撮影が含まれております。
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1週間ほど前から性器にしこりやいぼのような症状を自覚したため受診。性器のしこり・いぼや手のひらの発疹を呈する感染症として、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、梅毒の可能性が考えられたため、視診と梅毒の血液検査を実施。その結果、TP抗体値が基準値の90倍、RPR抗体値が234.5倍を超える高値を示し、梅毒陽性と診断。これらの症状から、早期梅毒第2期と判断。治療はアモキシシリンの内服を14日間で行った。
今回の患者様は性産業従事者であるため、感染経路の特定はできませんでした。
▪️問診:現在の症状と考えられる感染機会、アレルギー等についての問診を実施。 ▪️検査:視診と採血による検査を実施。 ▪️治療:アモキシシリン(内服薬)の服用を14日間継続により行った。 ▪️指導:アモキシシリン服用終了後、3か月後に再検査を行い、抗体値が低下していることを確認するように通達。
梅毒は日本で感染者数が多い性感染症のひとつです。近年では、感染者の増加を受け、厚生労働省からも注意喚起がされています。感染者が増えた背景には、SNSの普及により知らない人と出会いやすくなったことが一因と考えられています。 梅毒に感染すると、性器のしこり・いぼ、手や体の発疹(バラ疹)、発熱などの症状が現れます。これらは「早期梅毒」と呼ばれ、1週間ほどで自然に消失することがあります。しかし、症状が消えたとしても治療を行わなければ完治しません。無症状の潜伏期間を経て感染から1年以上経過すると「後期梅毒」と呼ばれ、後期梅毒ではゴム腫の出現により歩行困難などの重篤な症状が生じることがあります。 そのため、梅毒に感染しないよう予防することが非常に重要です。予防法の一つとして、性行為後72時間以内に内服するドキシペップという薬があります。これにより、梅毒の感染リスクを約70%予防できるとされています。さらに、コンドームなどの予防策と併用することで、より高い感染予防効果が期待できます。
アモキシシリン服用時の注意点は2つあります。1つ目は薬疹で、服用後数日で皮疹が出ることがあります。2つ目はヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応で、治療開始24時間以内に発熱や筋肉痛、既存症状の一時悪化が起こることがあります。薬疹が出た場合は、当院までご連絡ください。
黒田 隆弘
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