症例概要
1週間前から陰部のかゆみや痛み、赤みを自覚。 梅毒の検査を希望したため検査を実施した結果、基準値の5倍を上回る数値が検出されたため、早期梅毒と診断。 治療はアモキシシリン250mgを処方し、治療を開始したが、アレルギー症状が出たためビブラマイシン100mgによる治療に切り替えた。
STD CASE LIST
この写真には性器の撮影が含まれております。
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1週間前から陰部のかゆみや痛み、赤みを自覚。 梅毒の検査を希望したため検査を実施した結果、基準値の5倍を上回る数値が検出されたため、早期梅毒と診断。 治療はアモキシシリン250mgを処方し、治療を開始したが、アレルギー症状が出たためビブラマイシン100mgによる治療に切り替えた。
セックス、オーラルセックス、キスが考えられる。
◾️問診:現在の症状、感染機会や既往歴について問診を実施。 ◾️検査:梅毒の治療を希望。検査の結果、数値が基準値の5倍上回り、陽性反応が見られたため早期梅毒と診断。 ◾️治療:アモキシシリン250mgを14日分処方し、治療を開始したがアレルギー反応を発症したためビブラマイシン100mg(内服薬)による治療に切り替えた。 ◾️指導:ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応への留意、3ヶ月後の再検査を指導。症状消失かつRPR1/4まで低下したら完治とみなす旨を通達。
早期梅毒は、感染部位に「初期硬結」や「硬性下疳」と呼ばれるしこりや潰瘍ができる段階と、その後梅毒トレポネーマが血液を通じて全身に運ばれることで、手のひらや足の裏、体幹などに「バラ疹」と呼ばれる発疹や、口の中に「粘膜斑」が現れる段階を含みます。 これらの症状は治療をしなくても数週間から数ヶ月以内に自然に軽快・消失しますが、治ったわけではなく、放置すると無症状のまま進行する潜伏梅毒や、数年後に心臓や神経などに障害をきたす深刻な後期梅毒へと進行してしまう特徴があります。治療は、アモキシシリン(内服薬)を1日3回、14日間継続して服用するか、ステルイズを1回筋肉注射することで治療(早期梅毒の場合)を行います。 早期梅毒にならないためにも、コンドームの適切な使用や定期的な検査、予防が重要となります。 今回の患者様は、アモキシシリン服用によりアレルギーが発生したため、ビブラマイシン100mgによる治療に切り替えた。
アモキシシリン250mg(内服薬)は、梅毒に対する治療薬として使用されています。 内服開始後、薬理作用(抗菌薬によって破壊された菌体から放出される物質による反応)として、発熱、悪寒、筋肉痛、頭痛、あるいは既存の皮疹の悪化などの症状(ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応)が現れることがあります。これらの反応は、薬剤が梅毒トレポネーマを破壊する過程で生じるものであり、アレルギー反応ではないため、通常は24時間以内に自然に軽快することから経過観察とされることが多いです。 本剤は消化器症状(悪心、下痢、食欲不振)などを引き起こすことがありますが、概ね軽微とされています。また、肝機能障害が現れることや、まれに服用開始から8日目頃に薬疹(アレルギー性の発疹)が現れる場合があります。
黒田 隆弘
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