STD CASE LIST

性器の痒みや痛み、おりものの異常を感じて受診
カンジダと診断された20代女性の症例

20歳 / 女性診断名カンジダ

1か月前の性行為以降、性器のかゆみや痛みが現れ、あわせておりものの量が増加し、臭いにも変化を感じたため受診。性的接触は膣性交(セックス)のみ。性器の痒みや痛み、おりものの変化する原因菌は複数あるため、それらの疑いのある原因菌を検査することができる女性器チェックで検査を実施した。検査の結果、カンジダと診断。治療はフルコナゾール(内服薬)にて治療を行なった。

感染経路は明確ではありませんが、1か月前の性行為による感染か免疫力低下による再発のいずれかと考えられる。

問診:症状についての確認、既往歴、感染機会についての確認。検査:膣ぬぐいによるPCR法と培養で検査を実施しカンジダが陽性と診断。治療:フルコナゾール(内服薬)で治療を行う。指導:カンジダは成人の約40〜70%が保有している常在菌であり、免疫状態や体調の変化により再発する可能性がある旨を通達。

カンジダは性行為によって感染することもありますが、常在菌であるため性行為をしていなくても症状が現れることがあります。特に女性の約4人に3人は、一度はカンジダを経験するといわれています。治療は基本的にクロトリマゾール膣錠を使用しますが、今回の患者様は再発リスクを心配されていたため、フルコナゾール(内服薬)を処方しました。また、フルコナゾールは併用禁忌の薬剤が多いため、服用の際には注意が必要です。

女性器チェック
19,800円
フルコナゾール(内服薬)
2,980円

フルコナゾール(内服薬)は比較的副作用の少ない薬ですが、服用後に吐き気・腹痛・下痢・頭痛などの症状が現れることがあります。これらの症状は、軽度であり24時間以内に治まります。一方で、肝機能障害・重い皮膚症状・血液障害など、まれに重い副作用が生じる可能性もあります。このような症状が現れた際には、速やかに当院までご連絡ください。

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