症例概要
のどの痛みと発熱を自覚し、パートナーが淋菌に感染していると診断されたため受診。性的接触はオーラルセックスのみ。性器の検査は不要とのことだったので咽頭の検査を実施。その結果、咽頭淋菌が陽性と診断。治療はセフトリアキソン(点滴)の投与にて行った。
STD CASE LIST
のどの痛みと発熱を自覚し、パートナーが淋菌に感染していると診断されたため受診。性的接触はオーラルセックスのみ。性器の検査は不要とのことだったので咽頭の検査を実施。その結果、咽頭淋菌が陽性と診断。治療はセフトリアキソン(点滴)の投与にて行った。
感染経路は不明であるが、パートナーとのクンニやキスによる感染が疑われる。
問診:症状や感染機会、検査受診に至るまでの経緯について確認。検査:うがい液によるPCR法で淋菌を検出。治療:セフトリアキソン(点滴)で治療を行う。指導:治癒確認検査で陰性が確認されるまでは性行為を禁止とし、淋菌は再感染のリスクがあるため予防を行うよう通達。
性感染症は咽頭(のど)に感染することがあります。特に淋菌の場合、性器に感染していると約30%の確率で咽頭にも感染しているとされるため、検査の際には性器だけでなくのども同時に検査することが重要です。今回の患者様は、パートナーが淋菌と診断されたことを受けて来院されました。咽頭淋菌の症状は風邪やインフルエンザに似ており、検査を行わない限り原因菌を特定できないため、性行為後に発熱やのどの痛みなどの症状が現れた場合には、咽頭淋菌の可能性を頭に入れておくことが大切です。
セフトリアキソン(点滴)は咽頭淋菌の治療に有効な抗菌薬です。副作用は比較的少ないとされていますが、発疹・じんましん・発熱・発赤・かゆみ・吐き気・下痢などの症状が一時的に現れることがあります。これらの症状は多くの場合、軽度で24時間以内に自然に治まります。ただし、まれにアナフィラキシー(呼吸困難・血圧低下など)の重篤な副作用が起こる可能性があります。そのような症状が現れた場合は、速やかに当院までご連絡ください。
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