STD CASE LIST

新しいパートナーとの性行為が原因で
クラミジアに感染した20代男性の症例

28歳 / 男性診断名クラミジア

2週間前に新しいパートナーと性行為(セックス、オーラルセックス)を行う。その後、排尿時の違和感や軽度の尿道不快感が続いたため来院。目立った痛みや膿のような分泌物はなく、症状が軽いため受診が遅れた。検査の結果、クラミジア・トラコマチスが検出され、性器クラミジア感染症と診断された。治療開始から1ヶ月後に治癒確認検査を実施。クラミジアの菌が検出されなかったため治癒完了と診断。

膣性交もしくはフェラチオによる感染。パートナーが検査を未実施のため、性器・咽頭どちらに感染していたかは不明。

問診:性行為歴、症状の経過、過去の性感染症既往を確認。検査:尿検査による核酸増幅検査(PCR法)でクラミジアを検出。治療:ドキシサイクリン7日間投与を実施。指導:治療が完了するまでの性行為禁止、パートナーへの受診勧奨、陰性確認の実施。

クラミジア感染症は日本で最も多い性感染症の一つで、特に20代の若い世代に多く見られます。男性では排尿時の違和感や軽い痛み、尿道からの分泌物などがみられることがありますが、症状がほとんど出ない場合も多いのが特徴です 。今回の患者様のように少しでも違和感があった場合はすぐに検査をすることをおすすめいたします。

淋菌・クラミジアチェック
6,980円
ドキシサイクリン*7日間
4,980円
クラミジア検査(治癒確認)
3,980円

ビブラマイシン(一般名:ドキシサイクリン)は、性感染症などに使われるテトラサイクリン系抗生物質です。比較的安全な薬ですが、まれに重い副作用が起こることがあります。代表的なものは、アナフィラキシー(呼吸困難・浮腫)、重い皮膚障害(Stevens-Johnson症候群など)、薬剤性過敏症症候群、偽膜性大腸炎(血便・激しい下痢)、肝障害(肝炎・黄疸)です。服用中に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し医療機関を受診してください。また、吐き気や下痢、光線過敏症といった比較的軽い副作用もあるため、日光の浴びすぎにも注意が必要です。

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