症例概要
3ヶ月前から陰部にかゆみや赤み、おりものの異常が現れていたため受診。性的接触はセックス、オーラルセックス、キスなどで、いずれも3ヶ月以上前。症状が長く続いていたことから、性感染症を網羅的に検査したいとの希望があり、フルチェックを実施したところ、マイコプラズマ・ジェニタリウムが陽性と診断。治療はシタフロキサソン(内服薬)で行った。
STD CASE LIST
3ヶ月前から陰部にかゆみや赤み、おりものの異常が現れていたため受診。性的接触はセックス、オーラルセックス、キスなどで、いずれも3ヶ月以上前。症状が長く続いていたことから、性感染症を網羅的に検査したいとの希望があり、フルチェックを実施したところ、マイコプラズマ・ジェニタリウムが陽性と診断。治療はシタフロキサソン(内服薬)で行った。
感染経路は、3ヶ月以上前のセックス、オーラルセックス、キスによる感染が考えられます。
問診:現在の症状と考えられる感染機会、服用中の薬、既往歴などについてを問診を実施。検査:フルチェックでは、血液・膣ぬぐい・うがい液を用いて検体を採取し、HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、淋菌(性器・のど)、クラミジア(性器・のど)、マイコプラズマ、トリコモナス、性器ヘルペス、尖圭コンジローマの検査を実施。その結果、マイコプラズマ・ジェニタリウムが陽性と診断。治療:治療:シタフロキサソン(内服薬)を用いて治療。指導:マイコプラズマ・ジェニタリウムは完治が難しい性感染症であるため、経過観察を行うよう指導。
マイコプラズマには、マイコプラズマ・ジェニタリウムとマイコプラズマ・ホミニスの2種類があります。このうちマイコプラズマ・ジェニタリウムは、症状が強く現れることが特徴です。女性が感染した場合、おりものの異常や排尿時の痛み、不正出血などの症状が多くみられます。今回の患者様も、3ヶ月前からおりものの異常や陰部のかゆみ、赤みなどの症状が続いていたので受診たとのことでした。マイコプラズマの感染を放置すると不妊につながる可能性があるため、性行為の後に性器のかゆみや排尿時の痛み、おりものの異常などの症状が現れた際には、早めに検査を受けることが重要です。また、マイコプラズマ・ジェニタリウムは完治が難しい性感染症であるため、治療を開始した後も経過観察を続けることを推奨します。
シタフロキサソン(内服薬)の副作用として、腹痛・下痢・頭痛などの症状が現れることがあります。これらの副作用は一時的なもので、多くの場合は24時間以内に治まります。ただし、まれに重大な副作用として、アナフィラキシー、血圧低下、呼吸困難、皮疹、血管性浮腫などの症状が現れることがあります。これらの症状がみられた場合は、服用を中止し、早急に当院までご連絡ください。
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