排尿痛と性器の膿を自覚し受診。淋菌陽性・クラミジア陽性と診断された30代男性の症例

38歳 / 男性診断名淋病クラミジア

昨日から尿道の痛み(排尿時痛)や違和感、膿を自覚し来院。淋菌・クラミジアの検査を実施した結果、陽性反応を検出したため淋菌・クラミジアと診断。 治療は、ビブラマイシン100mgとセフトリアキソン(点滴)を処方し、開始した。

性行為

▪️問診: 昨日からの排尿時痛、尿道の膿、陰部の違和感の症状を確認。▪️検査: GeneXpert(核酸増幅検査)による性器(尿)の検査を実施。▪️結果: 淋菌陽性、クラミジア陽性。▪️治療:ビブラマイシンによる内服とセフトリアキソン(点滴)を投与し、治療を実施。▪️指導: 治癒確認検査にて陰性と確認されるまでは、性行為を控えるよう指導。

淋菌は、男性の場合、尿道から黄色や白濁したドロっとした膿が出たり、排尿時に激しい痛みを感じたりするのが典型的な症状です。今回のケースでもこれらの強い症状が見られましたが、迅速な検査により即日の診断と、セフトリアキソン(点滴)の投与による治療を行うことができました。また、今回はクラミジアも併発しています。クラミジアは男性の約50%、女性の70〜80%が無症状と自覚しにくく、放置すると男性では前立腺炎や精巣上体炎、女性では骨盤内炎症性疾患や肝周囲炎へ進行し、将来の不妊症や子宮外妊娠の深刻な原因となります。オーラルセックスによる咽頭感染にも注意が必要です。クラミジアの治療は、ビブラマイシン100mgを1日2回、7日間継続して服用することで治療を行います。また、Doxy PEPを性行為から72時間以内の服用で、70%以上感染確率を減少させることが期待できます。完治を確認するまでは感染を広げる可能性があるため、必ず再検査を受けていただくようお伝えしました。

淋菌・クラミジアチェック(性器)
6,980円
ビブラマイシン100mg
4,980円
セフトリアキソン(点滴)
9,800円

ビブラマイシンは比較的安全に使用できるお薬ですが、正しく服用しないと吐き気や腹痛、下痢、光線過敏症(日光による皮膚トラブル)などの不快な症状を引き起こすことがあります。また、ごく稀ではあるものの、重いアレルギー症状や肝機能の低下につながる危険性も否定できません。こうした消化器系の副作用を抑えるためにも、お薬はなるべく食後に飲むよう心がけてください。万が一、体調に異変を感じた場合はすぐに服用を止め、速やかに当院までご連絡をお願いいたします。なお、胎児への影響を与えるおそれがあるため、妊婦の方や妊娠の可能性がある方は服用することができません。 セフトリアキソンは副作用は比較的少ないとされていますが、発疹・じんましん・発熱・発赤・かゆみ・吐き気・下痢などの症状が一時的に現れることがあります。これらの症状は多くの場合、軽度で24時間以内に自然に治まります。ただし、まれにアナフィラキシー(呼吸困難・血圧低下など)の重篤な副作用が起こる可能性があります。

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