クラミジアの潜伏期間について
目次
クラミジアは日本で最も感染者数が多いといわれている性病です。男女ともに症状が出にくく、自覚症状がないため、気づかずに感染を広げてしまっているケースも多くあります。
クラミジアの潜伏期間や検査・治療のタイミングを正しく理解し、早期発見・早期治療を行うことが大切です。
クラミジアの潜伏期間
クラミジアの潜伏期間は、1週間〜3週間といわれております。潜伏期間とは感染機会から発症するまでの期間をいいます。潜伏期間は、免疫力や菌の量などにより人それぞれです。
クラミジアに感染リスクがある行為を行なっても、症状が出ていないから感染していないというわけではありません。潜伏期間は発症するまでの期間であり、症状が出るまでの期間ではありません。
無症状であっても、クラミジアに感染していることには変わりません。自分は症状が出ていないから大丈夫と思わず、疑いがあれば性病検査をしましょう。
潜伏期間中でも
クラミジアに感染する?
潜伏期間中でもクラミジアに感染します。潜伏期間中でも体内にクラミジアの菌は存在するため、その状態で性行為をするとパートナーの性器やのど、肛門などの粘膜にクラミジアの菌が付着しクラミジアに感染します。
潜伏期間中だから大丈夫と思わず、リスク行為後は性行為を控え性病検査をしましょう。
潜伏期間とは?医学的に解説
①病原体に感染してから発症するまでの期間、②感染してから感染者が人にうつすようになるまでの期間の2種類があります。 ①の発症するまでの期間が、②の感染させるようになるまでの期間より長いウイルスの場合は、感染しているにも関わらず、本人は発症していないため自覚症状がなく、人にうつしてしまう可能性が高くなります。生活している環境には、細菌やウイルスなど様々な病気を引き起こす原因となる病原体が存在します。
クラミジアの
潜伏期間中に検査はできる?
クラミジアの潜伏期間中でも検査はできます。また、症状がなくてもクラミジアに感染していれば、病原菌は存在しますので感染の有無を検査することができます。
当院は、検体採取後すぐに性病専門の精密機器でPCR検査を行うことができます。PCR検査は菌を核酸増幅して検出しますので、クラミジアの菌量が少なくても精度の高い検査が可能です。
まれではありますが、検査を受けるタイミングが早すぎて偽陰性となることがあります。クラミジアの潜伏期間中の検査をご希望の方は下記の注意事項をお守りください。
- 性器の検査をご希望の方は、来院の2時間前から排尿をお控えください。
- のどの検査をご希望の方は、しっかりとうがいを行なってください。
- 食事、水分、飲酒、運動などの制限はございません。
- 生理中の方は精度を保つため、多めに採取していただく場合がございます。
クラミジアの
潜伏期間中に治療はできる?
検査結果が陽性であれば、クラミジアの潜伏期間中でも治療はできます。感染初期の症状が出ていない状態でもクラミジアの検査で菌が検出できれば、すぐに治療をしましょう。クラミジアを放置してしまうと不妊の原因や重篤な病気に発展する恐れがあります。
当院では、数種類のクラミジア治療方法をご用意しております。他院で完治できなかった方や、治療薬に関して相談したい方などお気軽にご来院ください。
クラミジアの潜伏期間まとめ
クラミジアには数週間の潜伏期間が存在しますが、潜伏期間においても性行為があれば、相手に感染させてしまいます。症状が出ないことが多く、いつが潜伏期間であったのかはわからないケースが多数見られます。
クラミジア感染を放置しておくと、不妊症になったり急性腹症になったりします。自然に治ることはなく、放置すると治りにくくなってしまいます。
男女ともに自覚症状が出にくく、症状だけでは見つけることはできません。コンドームなしで性行為した場合や多数のパートナーがいる場合など、思い当たることがあれば積極的に検査を受けましょう。検査することで発見でき、適切な治療につながります。
クラミジアの検査は痛みを伴うものではありません。
ご自身の健康を守るため、大切なパートナーへ感染を広げないためにもクラミジアの検査を受けて頂きたいと思います。ご自身が感染していると言われた時にはパートナーの方にも検査、治療を受けるようにすすめてください。
お互いに治癒したことを確認後に、健康的な性生活を送って頂くのがよいと考えます。
FAQ クラミジアの潜伏期間|よくあるご質問
A.
感染します。潜伏期間中でも病原菌は感染部位に存在するため、その状態で性行為を行うと感染する場合があります。
A.
潜伏期間中でも検査できます。当院は高精度のPCR検査でクラミジアの検査を行います。少量の菌でも検出できますので、ご不安な方はお気軽にご来院ください。
A.
可能です。無症状の方でも検査結果が陽性であれば、すぐに治療を行えます。
A.
クラミジアの潜伏期間は、1週間〜3週間といわれております。潜伏期間とは感染機会から発症するまでの期間をいいます。潜伏期間は、免疫力や菌の量などにより人それぞれです。