クラミジアの原因と感染経路｜性行為以外での感染について

クラミジアはセックス以外でも感染することはあります。クラミジアと診断されたが心当たりがない場合や、セックスをしていないのにクラミジアの症状がある方はセックス以外の感染経路が原因でクラミジアに感染している可能性があります。

クラミジアの主な感染経路

クラミジアは性行為により感染する性病の一つです。性病とは粘膜同士の接触や感染者の体液（血液、膣分泌液、精液）などが粘膜に接触することで起こる病気です。そのため、膣性交（男性器と女性器）いわゆるセックスだけではなく、その他の性行為も感染経路として考えられます。

クラミジアの感染を経路別に紹介していきます。

クラミジアの感染者の中でも高い割合を占める感染経路が性器から性器への感染です。

男性がクラミジアに感染していた場合、女性の膣の粘膜にクラミジアが感染します。また逆に女性がクラミジアに感染していた場合、男性器が女性の膣に接触することでクラミジアに感染します。

コンドームを使用することで性器同士の感染を予防することができます。挿入時のみコンドームを着用しても完全な予防とは言えません。

2つ目のクラミジアの感染経路として、口腔性交（オーラルセックス）があげられます。

男性器にクラミジアを感染させている場合、フェラチオが原因で喉に感染する可能性があります。また女性器にクラミジアを感染させている場合、クンニリングスが原因で喉に感染する可能性があります。

喉に感染した場合、風邪と似たような症状のためクラミジアに感染したと考えにくいため、治療が遅れることがあります。少しでも心当たりがある場合は喉の性病検査も行いましょう。

3つ目のクラミジアの感染経路として、前述と同じく口腔性交（オーラルセックス）があげられます。

喉にクラミジアを感染させていた場合、フェラチオによる男性器への感染、クンニリングスによる女性器への感染が考えられます。
心当たりが無いのにクラミジアと診断された場合は、セックスではなくこのような行為が原因でクラミジアの感染経路となった可能性があります。

4つ目のクラミジアの感染経路として、キスがあげられます。

パートナーのどちらかが喉にクラミジアを感染させていた場合、ディープキスのような粘膜同士が接触が原因でクラミジアに感染する可能性が考えられます。

性行為をおこなった心当たりが無かったのにクラミジアに感染している場合は、このような感染経路もあることを知っておく必要があります。

5つ目のクラミジアの感染経路として、肛門性交（アナルセックス）があげられます。肛門性交（アナルセックス）により直腸・肛門クラミジアに感染する可能性があります。

パートナーのどちらかが肛門・男性器にクラミジアを感染させている場合、クラミジアの感染経路となります。

どのような性行為でも粘膜の接触がある際はクラミジアに感染する可能性があるため、コンドームなどの予防が必要です。

クラミジアは下記のような原因で感染することはほとんどありません。

・温泉や銭湯
・サウナ
・トイレ
・空気感染

クラミジアの感染経路は性行為によるものなので、心当たりが無くてもパートナーのどちらかが感染しています。またクラミジアは無症状のケースが半数以上なので症状が無くても定期的な検査をおすすめします。

クラミジアは不妊や重篤な病気の原因となるため、少しでも心当たりや症状がある方はすぐに病院で検査や治療を行いましょう。

主にクラミジアの感染原因となる行為は下記のような行為です。

・膣性交（セックス）
男性器を女性器に挿入する典型的な行為

・口腔性交（オーラルセックス）
フェラチオやクンニリングスなどの行為

・肛門性交（アナルセックス）
男性器または性具を肛門へ挿入する行為

・ディープキス
粘膜同士が接触するキス

コンドームは望まない妊娠を予防する避妊だけでなく、クラミジアなどの性病を予防することもできます。正しくコンドームを使用し、クラミジアなどの性病を予防しましょう。