HIV PrEPの飲み方|服用中止・再開の正しい方法について解説
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HIV PrEP(Pre-Exposure Prophylaxis)は、HIVに感染していない方が予防目的で抗HIV薬を服用することで、HIV感染リスクを大幅に低下させる予防方法です。
近年では、日本国内でもHIV予防に対する意識が高まり、PrEPを活用する方が増えています。PrEPには、毎日服用する「デイリーPrEP」と、性行為のタイミングに合わせて服用する「オンデマンドPrEP」の2種類があり、ライフスタイルに合わせた服用方法を選択することが可能です。
目次

HIV PrEPの服用方法

HIV PrEPには、毎日継続して服用する「デイリーPrEP」と、性行為のタイミングに合わせて服用する「オンデマンドPrEP」の2種類の服用方法があります。デイリーPrEPは、毎日決まった時間に服用する方法であり、服用スケジュールがシンプルなため、飲み忘れ防止や継続管理がしやすい特徴があります。
一方、オンデマンドPrEPは性行為の前後に合わせて服用する必要があるため、服用タイミングの管理が重要となります。ペアライフクリニックでは、継続的な予防効果と服用管理のしやすさの観点から、デイリーPrEPの服用方法を推奨しております。
HIV PrEP服用者のフォロー
HIV PrEP開始後は、初診の方のみ、服用開始から1か月後、その後は3か月ごとを目安に定期的なHIV検査を受けることが重要です。PrEPは正しく服用することで高い予防効果が期待できますが、万が一HIVに感染した状態で服用を継続すると、ウイルスが薬剤に耐性を持つ「耐性化」を引き起こす可能性があります。
耐性ウイルスが発生すると、将来的に治療薬の選択肢が限られる可能性があるため、安全にPrEPを継続するためにも、定期的な検査と医師の診察を受けながら服用することが推奨されています。また、女性の方には妊娠の有無についても確認を行っております。
| 検査項目 | 開始時 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
|---|---|---|---|---|
| HIV | ⭕️ | ⭕️ | ⭕️ | |
| B型肝炎 | ⭕️ | |||
| 肝機能 | ⭕️ | |||
| 腎機能 | ⭕️ | |||
| 性病検査 (淋菌,クラミジア,梅毒) | ※⭕️ | ※⭕️ | ※⭕️ | |
| 妊娠 | ⭕️ | ⭕️ |
HIVの検査が陽性と診断された場合
HIV陽性と診断された場合には、HIV PrEPの服用を中止する必要があります。HIV PrEPを正しく服用している期間中にHIV感染が成立するケースは非常に稀とされていますが、海外では実際に感染が確認された症例も報告されています。
そのため、HIV PrEPは非常に高い予防効果が期待できる一方で、予防率が100%ではないことを理解したうえで、定期的なHIV検査を受けながら継続することが重要です。
HIV PrEPの服用を中止する場合
男性が服用を中止する場合
リスクのある性行為を最後に行ってから24時間後に1錠、そのさらに24時間後にもう1錠を服用することで、PrEPを安全に終了することができます。
その他のPrEP服用者が中止する場合
女性や注射薬使用によるHIV曝露リスクがある方、またホルモン製剤を使用している方は、最後の性行為後も7日間デイリーPrEPを継続して服用することで、安全に服用を終了できるとされています。
HIV PrEPの服用を再開する場合

HIV PrEPの服用を再開する際には、再度、HIV検査、B型肝炎検査、肝機能検査、腎機能検査を受ける必要があります。PrEPを中断している期間中に、HIVやB型肝炎への感染、または肝機能・腎機能に異常が生じている可能性があるためです。再検査で問題がないことを確認したうえで服用を再開することで、より安全にHIV PrEPを継続することができます。
B型肝炎の感染者疾患者
B型肝炎に感染している方でも、HIV PrEPを服用することは可能です。しかし、デイリーPrEP開始前にB型肝炎への感染が判明している場合には、まずB型肝炎の治療について医師へ相談したうえで、PrEPを開始することが推奨されています。
また、B型肝炎患者の方が服用できるPrEPは「デイリーPrEP」のみとなります。オンデマンドPrEPは、断続的な服用によって肝機能へ影響を及ぼす可能性があるため、一般的に推奨されておらず、注意が必要とされています。
ペアライフクリニックにおける
HIV PrEPの服用方法について

ペアライフクリニックでは、HIV PrEPを予約不要で処方することが可能です。HIV PrEPは、正しく継続して服用することで高い予防効果が期待されており、HIV感染リスクを大幅に低下させることができます。しかし、予防率は100%ではないため、コンドームなどの予防方法と併用することで、さらに高い予防効果が期待できます。
また、性行為の機会が多い方には、細菌性性感染症の予防方法として「ドキシペップ(Doxy-PEP)」という選択肢もあります。ドキシペップは、梅毒・淋菌・クラミジアなどの性感染症予防を目的として服用される方法です。
性行為ではHIV以外の性感染症にも感染する可能性があるため、HIV PrEPだけでなく、必要に応じてドキシペップやコンドームなどを組み合わせながら予防を行うことが重要です。

よくあるご質問
A.
PrEP開始前には、HIV検査、B型肝炎検査、肝機能検査、腎機能検査を行います。安全に服用を開始するためにも、事前検査は重要です。
A.
はい。PrEP開始後は、1か月後、その後は3か月ごとを目安にHIV検査を受けることが推奨されています。また、必要に応じてB型肝炎、肝機能、腎機能、性感染症などの検査も定期的に行います。
A.
万が一、HIV感染が成立した状態でPrEPを継続すると、薬剤に耐性を持つ「耐性ウイルス」が発生する可能性があるためです。耐性化すると将来的に治療薬の選択肢が限られる可能性があるため、定期的な検査が重要となります。
A.
B型肝炎感染者の方でもPrEPを服用することは可能です。しかし、服用前に医師へ相談し、必要に応じてB型肝炎の治療を行うことが推奨されています。