デイリーPrEPとオンデマンドPrEPの違い|それぞれの特徴について解説
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HIV感染を予防する方法として注目されている「PrEP(プレップ)」には、毎日服用する「デイリーPrEP」と、性行為のタイミングに合わせて服用する「オンデマンドPrEP」の2種類の服用方法がございます。
どちらも正しく服用することで高い予防効果が期待できますが、服用方法や適している方が異なるため、自身のライフスタイルに合った方法を選択することが重要です。

デイリーPrEPとは
デイリーPrEPとは、HIVに感染していない方が、HIV予防薬を毎日1日1錠継続して服用することで、HIV感染を予防する方法です。毎日服用することで習慣化しやすく、飲み忘れを防ぎやすいため、ペアライフクリニックではデイリーPrEPを推奨しております。
オンデマンドPrEPとは

オンデマンドPrEPとは、性行為のタイミングに合わせて4錠を3回に分けて服用する予防方法です。
性行為の2〜24時間前に2錠服用し、その24時間後に1錠、さらに24時間後に1錠を服用します。性行為が数日続く場合は、その間も24時間ごとの服用を続け、最後の性行為のあと2回服用します。
正しく服用することで、デイリーPrEPと同等の高い予防効果が期待できます。
性行為の2時間前までの服用で効果を発揮するため、海外出張などの急な予定が入っても対応できるのが特徴です。
注意点
B型肝炎キャリアの方は、オンデマンドPrEPの服用方法はできません。お薬の断続的な服用によりB型肝炎ウイルスが耐性を持ったり、急激に悪化するリスクがあるためB型肝炎に感染している方は必ず「デイリーPrEP」を選択する必要があります。
デイリーPrEPと
オンデマンドPrEPの比較

デイリーPrEPとオンデマンドPrEPについて、それぞれの特徴や服用方法を比較表にまとめました。
どちらの服用方法も、正しく継続して服用することで高いHIV予防効果が期待でき、予防効果自体に大きな差はないとされています。
しかし、服用するタイミングやライフスタイルとの相性は大きく異なります。毎日決まった時間に服用することで管理しやすい「デイリーPrEP」が合っている方もいれば、性行為の頻度が少なく必要なタイミングのみ服用したい方には「オンデマンドPrEP」が適している場合もあります。
そのため、無理なく継続できる服用方法を選択することが、安定した予防効果を維持するうえで非常に重要です。ご自身の生活スタイルや性行為の頻度に合わせて、適切な方法を選択しましょう。
ペアライフクリニックが
オンデマンドPrEPを推奨しない理由

ペアライフクリニックがオンデマンドPrEPを積極的に推奨していない理由は、デイリーPrEPと比較して服用方法が複雑であり、飲み忘れのリスクが高くなるためです。
デイリーPrEPは毎日決まった時間に服用するため習慣化しやすく、安定した予防効果を維持しやすいことから、当院ではデイリーPrEPを推奨しております。
また、当院で使用しているTAFERO-EMという薬は、ガイドライン上でオンデマンドPrEPを推奨されておりません。この薬を使用した効果の有効性が実証されていないため、当院ではデイリーPrEPのみの処方にしております。
よくあるご質問
A.
どちらも正しく服用することで高いHIV予防効果が期待できます。特にデイリーPrEPは約99%の予防効果が報告されており、毎日服用するため安定した効果を維持しやすい特徴があります。
A.
気づいた時点で速やかに服用してください。ただし、2回分をまとめて服用することは推奨されません。飲み忘れが頻繁にある場合は、十分な予防効果が得られない可能性があります。
A.
B型肝炎に感染している方でもPrEPを服用できる場合がありますが、オンデマンドPrEPは推奨されません。お薬を断続的に服用することで、B型肝炎が悪化するリスクがあるため、医師の管理のもとデイリーPrEPを選択する必要があります。