ヤスミン
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- 2,900
- 全般パール指数(PI):0.09 〜 0.41:1年間正しく服用した場合、妊娠する確率が「100人中わずか0.09〜0.41人(1人未満)」という非常に高い避妊成功率を示しました。
- 長期服用時の有効性: 海外の大規模な臨床試験においても、長期間にわたり正しく服用を継続することで、極めて高い確率で望まない妊娠を防ぎ続けることが実証されています。
- 理想的な使用(常に正しく使い続けた場合):約 2%(100人中2人が妊娠)
- 一般的な使用(付け遅れや破損など現実的な使用):約 13%(100人中13人が妊娠)
- 原則として、生理(月経)の第1日目、または生理が始まった最初の「日曜日」から服用を開始します。
- 生理の1日目から正しく服用できた場合はその日から避妊効果が期待できますが、より確実に避妊を行うため、また服用習慣に慣れるまでは、飲み始めの最初の7日間はコンドームなど他の避妊法を併用していただくとより安全です。
- ・35歳以上で、1日15本以上のタバコを吸う方(血栓症、心筋梗塞などのリスクが急激に高まります)
- ・前兆を伴う片頭痛がある方(頭痛が起きる前に、目がチカチカ・キラキラするなどの症状がある方は、脳梗塞のリスクを高めるため禁忌となっています)
- ・高血圧、または重度の肥満(BMI 30以上)の方
- ・40歳以上の方、または血管の病気の既往歴がある方
- ・乳がん、子宮体がんなどのエストロゲン依存性のがんがある方、またはその疑いがある方
- ・現在、授乳中の方(産後の方)(エストロゲンが母乳の分泌量を減らし、赤ちゃんへホルモンが移行するのを防ぐためです)
- ・重い肝臓や腎臓の病気がある方
- 血圧・体重測定、問診: 血栓症のリスクが隠れていないかを慎重にチェックします。
- 血液検査(必要に応じて): 肝機能や、ヤスミンの成分によって変化しやすい「カリウム値」などの腎機能をあらかじめ確認することがあります。
- 毎日「同じ時間」に飲む: 最大の避妊効果をキープし、予期せぬ不正出血(月経中間期出血)を防ぐために、毎日前後1〜2時間以内の同じ時間に飲む習慣をつけてください。
- 激しい下痢や嘔吐があったとき: 黄色の錠剤(実薬)を飲んでから3〜4時間以内に、激しい下痢や嘔吐をしてしまった場合、成分が体内に十分に吸収されていない可能性があります。体調が落ち着いたら追加でもう1錠服用するか、飲み忘れと同じ対応をしてください。
- 食事・飲み合わせの注意: 服用中はグレープフルーツ(およびグレープフルーツジュース)の摂取を避けてください。薬の代謝に影響を与え、副作用が強く出る可能性があります。
- 生理のスケジュールを毎月きっちり28日周期でコントロールしたい方
- ピルを飲むことによる「むくみ」や「体重増加」をどうしても避けたい方
- 生理前の「大人ニキビ」や肌荒れ、アブラ肌を根本から綺麗にしたい方
- 生理前のイライラ、気分の落ち込み(PMS・PMDD)を改善したい方
- 毎月の生理痛が重く、経血の量を減らして快適に過ごしたい方
- 米国食品医薬品局(FDA)|Yasmin 処方情報・臨床データ
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)|ヤーズ配合錠 添付文書 (※ヤスミンと同一の有効成分「ドロスピレノン」に関する国内承認データとして参考)
※ヤスミンは2026年7月1日(水)から取り扱いを開始いたします。

ヤスミンは、世界中で広く使用されている、最新の「第4世代」に分類される低用量ピルです。
配合されるホルモンの量がシートを通じてすべて一定である「1相性」のため、初めてピルを服用する方でも体調を管理しやすいのが特徴です。有効成分である「ドロスピレノン」と卵胞ホルモンの作用により、従来のピルにみられた「むくみ」や「肌荒れ・ニキビ」といった弱点を克服し、生理前のイライラ(PMS)を緩和する優れた効果があります。なお、海外では非常によく使用されていますが、日本国内においては「未承認薬」の扱いとなります。
当院でヤスミンを購入される方へ
当院では、ヤスミンをご用意いたしております。カウンセリングを行い、適したお薬をご準備いたします。当院は予約不要でのご利用も可能ですので処方するか迷っている方はどうぞお越しください。
オンラインでのご利用も可能ですので、遠方の方や当院にお越しになるのが難しい方はぜひご活用ください。
目次
ヤスミンの特徴
ヤスミンは、最新の「第4世代」に分類される低用量ピルです。配合されている黄体ホルモン「ドロスピレノン」に少量のエストロゲン(卵胞ホルモン)を組み合わせることで、これまでのピルにみられた「むくみ」や「肌荒れ」といった副作用を克服しています。また、ホルモンの配合量がシートを通じて一定(1相性)であるため、初めて服用する方でもホルモンバランスの変化による体調不良が起きにくく、管理しやすいのが特徴です。
ヤスミンの効果と副効果
ヤスミンの主な効果は、正しく服用することで99%以上の極めて高い避妊効果を発揮することです。また、独自成分の薬理作用により、女性に嬉しい優れた副効果(メリット)を併せ持っているため、美容や生理痛の緩和治療目的でも選ばれています。
| 副効果 | 説明 |
|---|---|
| むくみ・体重増加の抑制 | 従来のピルに含まれる黄体ホルモンには、体に水分を溜め込む性質があり、「ピルを飲むと太る・むくむ」原因になっていました。ヤスミン(ドロスピレノン)には高い利尿作用があるため、余分な塩分と水分を排出し、むくみや体重増加を抑えます。 |
| ニキビ・肌荒れの根本改善 | ニキビや皮脂の過剰分泌の原因となる男性ホルモン(アンドロゲン)をブロックする作用(抗アンドロゲン作用)が非常に強いため、生理前のしつこい肌荒れや大人ニキビの改善に高い効果が期待できます。 |
| PMS・PMDD(月経前不快気分障害)の緩和 | 生理前の激しいイライラや気分の落ち込み、頭痛などの精神的・身体的トラブルを穏やかに整え、毎月のバイオリズムを安定させます。 |
ヤスミンの避妊効果
ヤスミンを適切に服用した場合、臨床試験において極めて高い避妊成功率が証明されています。
コンドームとヤスミンの避妊効果の比較
世界保健機関(WHO)や主要な医学的データの調査によると、日本で最も一般的な避妊法であるコンドームの「1年間の妊娠確率(失敗率)」は以下の通りです。

コンドームは性感染症の予防には不可欠ですが、製品の不具合や使い方のミスによって、現実には約13%の確率で妊娠のリスクが生じます。 一方でヤスミンは、人間の体の仕組み(排卵そのもの)を根本からコントロールするため、コンドームと比較しても高い避妊効果(正しく服用すれば99%以上)を得ることができます。
服用方法
一般的に飲み忘れ防止のために広く使われている「28錠タイプ」の服用方法です。
| 日数 | 説明 |
|---|---|
| 1〜21日目(黄色の錠剤) | ホルモンが入っている「実薬」です。毎日1錠、決まった時間に飲むことで避妊効果を維持します。 |
| 22〜28日目(白い錠剤) | ホルモンが入っていない「偽薬(プラセボ)」です。飲み忘れを防ぐためのもので、成分は入っていません。この7日間の休薬期間の間に、生理(消退出血)が起こり、経血の量がぐっと軽くなります。28日目の白い錠剤を飲み終えたら、お休み期間を挟まずに、翌日から新しいシートの1日目を飲み始めます。 |
初めて服用される場合
ヤスミンを初めて服用される際は、原則として「生理が始まった第1日目」に1錠目を飲み始めてください。生理のタイミングで開始するのには、「今確実に妊娠していないことを証明するため」と、「新しい卵子が育ち始める前に先手を打って確実に排卵をストップさせるため」という重要な理由があります。
開始する日数によって以下のように避妊効果が発揮されるタイミングが異なりますので、ご注意ください。
生理の1日目から飲んだ場合はその日のうちからすぐに避妊効果を発揮します。生理の2日目以降(または生理が来ていない時期)から飲んだ場合は、卵子の発育が始まっている可能性があるため、念のため、飲み始めてから最初の7日間はコンドームなど他の避妊法を併用してください。
飲み忘れた時の服用方法
毎日決まった時間に飲むことが基本ですが、万が一飲み忘れた場合は以下のように対応します。
| 回数(時間) | 説明 |
|---|---|
| 1回(24時間以内)の飲み忘れ | 気がついた時点で忘れた1錠をすぐに服用し、当日の分の錠剤もいつもの時間に服用してください(1日に2錠飲むことになっても問題ありません)。 |
| 2回(24時間以上/2錠以上)の飲み忘れ | 避妊効果が低下している可能性が非常に高くなります。直ちに医師に相談するか、次の生理が来て新しいシートを始めるまでの間は、別の避妊法を必ず併用してください。 |
ヤスミンの副作用|服用時の注意点
ヤスミンは、むくみや体重増加を起こしにくい優れた特徴を持つ低用量ピルですが、エストロゲン(卵胞ホルモン)を含有しているため、服用にあたっては「血栓症」のリスク管理をはじめとする正しい医療知識が不可欠です。また、体質や持病、年齢、喫煙習慣などによっては服用を控えなければならないケースや、日々の服用ルールがございます。
患者様の安全を第一に考え、適切な処方と服用を行っていただくために、以下の注意点を事前にご確認ください。
副作用
| 副作用 | 説明 |
|---|---|
| 吐き気・胃のむかつき | エストロゲンの影響により、飲み始めに軽い吐き気や胃の不快感を覚えることがあります。つわりによく似た症状ですが、食後や就寝前に服用することで大幅に軽減できます。 |
| 頭痛・めまい | ホルモンバランスの一時的な変動により、軽い頭痛やめまいを感じることがあります。 |
| 乳房の張り・痛み | 生理前のように胸が張ったり、触るとチクチク痛んだりすることがあります。 |
| 不正出血 | シートの途中で生理ではないのにうっすらと出血が起こることがあります。飲み忘れがなくても初期にはよく見られる症状です。 |
| 高カリウム血症 | ヤスミンの黄体ホルモン(ドロスピレノン)には体にカリウムを溜め込みやすい性質があります。健康な方であれば問題ありませんが、腎機能が低下している方の場合は注意が必要です。(極めて稀) |
| 血栓症 | ヤスミンに含まれるエストロゲンには、血液を固まりやすくする作用があります。血管の中に血の塊が詰まる「血栓症」を引き起こすリスクが、極めて稀(1万人中数人程度)ながら存在します。(重大な副作用) |
服用してはいけない方
ヤスミンには「エストロゲン」が含まれているため、血栓症(血管が詰まる病気)のリスクを高める可能性があります。そのため、以下に該当する方は絶対に服用できません。
服用前の注意点
ヤスミンを初めて安全に服用していただくために、当院では処方前に以下の検査や問診を行います。
服用後の注意点
ヤスミンの服用がおすすめの方
血栓症のリスク(年齢、喫煙、高血圧など)がなく、以下の項目に当てはまる方に特におすすめです。
なぜヤスミンは日本で未承認なのか
日本の医療制度において、医薬品が承認されるためには国内での治験や申請プロセスが必要となります。ヤスミンの製造元が日本国内での「避妊薬」としての承認申請を行わなかったため、未承認の扱いとなっています。お薬の品質や安全性に問題があるから未承認なのではなく、あくまで日本の行政上の手続きによるものです。海外では非常にメジャーな経口避妊薬として広く愛用されています。
未承認薬であるヤスミンは、万が一重篤な副作用が起きた際に国の救済措置を受けられる「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる点にご注意ください。
国内承認薬「ヤーズ」「ヤーズフレックス」との違いについて
ヤスミンとまったく同じ有効成分(ドロスピレノン)を配合した国内承認薬として「ヤーズ」や「ヤーズフレックス」が存在します。これらは日本国内では「月経困難症(生理痛)」の治療薬として承認されており、保険診療の対象(3割負担)となっています。
しかし、これらを避妊目的(自由診療)で購入しようとすると、お薬代の全額(10割)を自己負担することになり、毎月の費用が非常に高額になってしまうというデメリットがあります。
そのため、自由診療(保険適用外)を専門とする当院では、ヤーズ等の取り扱いはございません。その代わり、同じ優れた成分(ドロスピレノン)のメリットである「むくみにくさ」「肌荒れ改善」を毎月続けやすいリーズナブルな価格で実感していただけるよう、海外で豊富な実績を持つ「ヤスミン」を処方しております。
また当院では、同じドロスピレノンを主成分としながら、ヤスミンと同等の高い避妊効果を持つ国内承認のミニピル「スリンダ」もご用意しております。ヤスミンにはエストロゲンが含まれているため、極めて稀に血栓症などの重篤な副作用リスクがありますが、スリンダはエストロゲンを一切含まないため安全性がさらに高いのが特徴です。(※ただし、飲み始めの初期に不正出血がよく出るという特有の副作用はあります)。「ドロスピレノンの効果は欲しいけれど、血栓症などの副作用リスクはできる限り抑えたい」という方にはスリンダがおすすめです。
参考文献・掲載データについて
よくあるご質問
A.
ヤスミンに含まれる黄体ホルモン「ドロスピレノン」には、体内の余分な塩分や水分を排出する利尿作用(抗ミネラルコルチコイド作用)があります。そのため、従来の低用量ピルでよく見られた「水分を溜め込んで体がパンパンにむくむ」「体重が増える」といった副作用が起きにくく、すっきりとした体調をキープしやすいのが特徴です。
A.
はい、高い肌質改善効果が期待できます。ヤスミンの成分は、ニキビや皮脂の過剰分泌の原因となる男性ホルモン(アンドロゲン)をブロックする作用が非常に強いため、生理前になると決まってできるしつこい大人ニキビや、お肌のベタつき、肌荒れの根本的な改善に効果を発揮します。
A.
日本国内では手続き上「未承認」ですが、海外(欧米など)ではFDA(米国食品医薬品局)等の厳しい基準をクリアし、長年広く愛用されている非常にメジャーな低用量ピルです。副作用のリスク自体は一般的な低用量ピルと同等ですが、万が一重篤な副作用が起きた際に、日本の「医薬品副作用被害救済制度」が適用されない点だけ予めご了承ください。
A.
有効成分は同じドロスピレノンですが、配合量と飲み方に若干の違いがあります。ヤーズは1シート中に実薬が24錠(偽薬4錠)ですが、ヤスミンは実薬が21錠(偽薬7錠)です。ヤスミンは21日間実薬を飲んだあと、7日間の休薬期間(偽薬期間)を設けることで、毎月きっちり28日周期で正確に生理(出血)をコントロールしやすい仕様になっています。
A.
飲み忘れが「1回(24時間以内)」であれば、気づいた時点で忘れた1錠をすぐに服用し、当日の分もいつもの時間に服用してください(1日に2錠飲むことになりますが問題ありません)。ただし、2回以上(24時間以上)連続で飲み忘れてしまった場合は避妊効果が低下します。その場合は直ちに服用を中止するか医師に相談し、次の生理が来るまではコンドームなど他の避妊法を必ず併用してください。