シンフェーズ(低用量ピル)|避妊効果・副作用・飲み方について解説
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シンフェーズは、「第1世代」「3相性」に分類される低用量ピルです。大きな特徴として、「サンデースタート」と呼ばれる特殊な服用方法が採用されており、週末に生理が重なりにくいようスケジュール管理しやすい点が特徴です。
また、ホルモン量が段階的に変化することで、女性本来の自然なホルモンバランスに近づけるよう設計されています。
避妊効果に加え、生理痛や経血量の軽減、生理周期の安定なども期待できる一方、むくみやニキビなど第1世代ピル特有の副作用がみられることもあります。
目次


シンフェーズの特徴

シンフェーズの大きな特徴は、初めて服用する際に「生理が始まった次の日曜日(日曜日に生理が始まった場合はその日)」から服用を開始する「サンデースタート」というルールが採用されている点です。
この方法で服用を続けると、4週目の月曜日ごろに消退出血(生理のような出血)が始まり、金曜日ごろには落ち着くことが多いため、週末の予定や旅行と生理が重なりにくいというメリットがあります。
また、新しいシートを開始する曜日が毎回「日曜日」に固定されるため、服用スケジュールを管理しやすく、飲み忘れ防止につながる点も特徴です。
「第1世代」のピル
シンフェーズは、黄体ホルモンとして「ノルエチステロン」を配合した「第1世代」に分類される低用量ピルです。第1世代ピルは、子宮内膜の増殖を抑える作用に優れていることから、生理の出血量を減らす効果や、生理痛(月経困難症)の緩和効果が期待できます。そのため、「経血量が多い」「生理痛がつらい」といった悩みを持つ方に選ばれることがあります。
一方で、第2世代・第3世代ピルと比較すると、男性ホルモン(アンドロゲン)作用の影響を受けやすい特徴があります。そのため、ニキビができやすくなったり、むくみ、体重増加などの副作用が比較的あらわれやすい傾向があります。
「3相性」のピル
3相性ピルは、服用周期にあわせてホルモン量が段階的に変化することが特徴で、体への負担軽減を目的として設計されています。
シンフェーズは、他の3相性ピルと比較してやや特殊な配列となっており、「淡青色(7日分)→白色(9日分)→淡青色(5日分)→橙色の偽薬(7日分)」の順番で服用します。
ホルモン配合量が服用時期によって異なるため、自己判断で順番を変更せず、必ずシートに記載された矢印の順番に沿って毎日1錠ずつ服用することが重要です。
シンフェーズの効果
高い避妊効果
シンフェーズは、正しく継続して服用することで、高い避妊効果が期待できる低用量ピルです。避妊効果は、主に3つの作用によって発揮されます。まず、脳の下垂体に働きかけて排卵に必要なホルモン分泌を抑制し、排卵そのものを起こりにくくします。
さらに、子宮内膜の状態を変化させることで、受精卵が着床しにくい環境を作ります。また、子宮頸管粘液の粘度を高める作用もあり、精子が子宮内へ侵入しにくくなることで、受精の可能性を低下させます。このように、「排卵抑制」「着床阻害」「精子通過阻害」の3つの働きによって、高い避妊効果が得られます。
生理痛の緩和と生理周期の安定

シンフェーズは、生理痛(月経困難症)やPMS(月経前症候群)の改善効果が期待できる低用量ピルです。
子宮内膜が厚くなるのを抑えることで、子宮を強く収縮させる「プロスタグランジン」の分泌を減少させ、生理痛を和らげます。
また、ホルモンバランスを一定に保つことで、生理前のイライラ、気分の落ち込み、だるさなどPMS症状の軽減も期待できます。
ニキビや肌荒れ・多毛症の改善

第3世代ピルに含まれる黄体ホルモン「デソゲストレル」は、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑える作用に優れていることが特徴です。そのため、男性ホルモンの影響によって起こる皮脂の過剰分泌を抑え、ニキビや肌荒れの改善効果が期待できます。
特に、フェイスラインやあご周りに繰り返しできる“大人ニキビ”に悩む方に選ばれることが多く、肌質改善を目的として服用されるケースもあります。また、体毛が濃くなる「多毛症」の改善が期待できる点も特徴のひとつです。
自然に近い月経周期の形成
シンフェーズは、1シート内でホルモン量が3段階に変化する「3相性」の低用量ピルです。服用周期にあわせてホルモン量が段階的に変化することで、女性本来の自然なホルモンバランスの変化に近い状態を作れるよう設計されています。そのため、体への負担軽減を目的として使用されることがあります。
一方で、服用時期ごとにホルモン配合量が異なるため、自己判断で順番を変更せず、必ずシートの矢印に沿って服用することが重要です。
週末の生理を回避(サンデースタート)

シンフェーズは、薬の成分そのものによる効果ではありませんが、「サンデースタート」という特殊な服用ルールが採用されている点が特徴です。
初回は、生理開始後最初の日曜日から服用を開始することで、4週目の月曜日ごろに消退出血(生理のような出血)が始まり、金曜日ごろには落ち着くスケジュールになりやすいとされています。
そのため、旅行やイベントなど週末の予定と生理が重なりにくく、スケジュール管理がしやすい点が大きなメリットです。また、新しいシートを開始する曜日が毎回日曜日に固定されるため、服用管理がしやすく、飲み忘れ防止にもつながります。
シンフェーズの正しい飲み方
シンフェーズを初めて服用する場合は、月経(生理)が始まった次の日曜日から服用を開始します。なお、生理が日曜日に始まった場合は、その日から飲み始めます。
服用開始後は、毎日なるべく一定の時間(就寝前など)に、1日1錠を28日間連続で服用してください。
28錠すべてを飲み終えたあとは、月経(消退出血)の有無にかかわらず、翌日(29日目)から新しいシートの1錠目を開始します。休薬期間を設けず、同じサイクルを繰り返して服用することが重要です。
飲む順番について

シンフェーズは、シート内でホルモン量が3段階に変化する「3相性ピル」のため、錠剤ごとに色や配合量が異なります。
服用する際は、必ずシート左上の「スタート」または「1」と記載された淡青色の錠剤から開始し、シートに記載された矢印の順番通りに毎日1錠ずつ服用してください。
また、最後の橙色の錠剤は有効成分を含まない「偽薬(プラセボ)」です。毎日服用する習慣を維持し、次のシートの飲み忘れを防ぐ目的で含まれています。
飲み忘れた場合について
飲み忘れに気付いた場合は、気付いた時点ですぐに飲み忘れた1錠を服用し、そのうえで当日分も通常通りの時間に服用してください。
気付いたタイミングがいつもの服用時間に近い場合には、1日に2錠服用することがあります。ただし、2錠まとめて服用しても問題ないとされています。
その後は、引き続き毎日決まった時間に服用を継続してください。
2日以上、飲み忘れた場合
2日以上連続して飲み忘れた場合は、シンフェーズの避妊効果が低下する可能性があります。そのため、連続して飲み忘れた場合には、一旦そのシートの服用を中止し、残っている錠剤は服用せずに次の月経を待ってから新しいシートを開始してください。
また、服用を中止している期間は妊娠の可能性が高くなるため、コンドームなど他の避妊法を必ず併用することが重要です。
シンフェーズの副作用
服用開始初期は、体がホルモンバランスの変化に慣れようとするため、以下のような症状が出やすくなります。多くの場合、服用を続けるうちに体が慣れて自然に治まります。
シンフェーズ特有の副作用
シンフェーズは、「第1世代」に分類される低用量ピルです。第1世代ピルは、女性ホルモンの影響によって水分を体内に溜め込みやすくなるため、他の世代のピルと比較して「むくみ」や「体重増加」といった副作用が比較的あらわれやすい傾向があります。
また、黄体ホルモンによる男性ホルモン(アンドロゲン)作用の影響を受けやすい特徴もあるため、体質によっては「ニキビ(ざ瘡)」ができやすくなる場合があります。
重大な副作用「血栓症」のリスクと初期症状
発症頻度は不明とされており極めて稀ですが、シンフェーズの服用中は、以下のような重大な副作用に注意が必要です。
副作用の症状が強く日常生活に支障が出る場合や、不正出血などの症状が長期間続く場合は、自己判断で服用を中止・継続せず、必ず処方を受けた医師または薬剤師へご相談ください。
シンフェーズが服用できない人
シンフェーズは、すべての方が服用できるわけではありません。下記に該当する方は、重大な副作用を引き起こす可能性があるため、服用できない、または慎重な判断が必要となります。
ペアライフクリニックにおける
シンフェーズの処方について

ペアライフクリニックでは、シンフェーズの処方を行っております。診察料は不要のため、ご負担いただく費用はお薬代のみです。
また、オンライン診療にも対応しており、診察後はご自宅までお薬を郵送することが可能です。送料も無料のため、来院時と変わらない費用で処方を受けていただけます。
お仕事や学校などで通院時間の確保が難しい方や、近くにクリニックがない方にもご利用いただきやすい体制を整えております。


よくあるご質問
A.
シンフェーズは、「第1世代」「3相性」に分類される低用量ピルです。避妊効果に加え、生理痛の軽減や経血量の減少、生理周期の安定などが期待できます。
A.
シンフェーズは、生理開始後最初の日曜日から服用を始める「サンデースタート」という方法を採用しています。これにより、消退出血(生理のような出血)が平日に起こりやすくなり、週末の予定と生理が重なりにくい点が特徴です。
A.
シンフェーズは、「排卵抑制」「着床阻害」「精子通過阻害」の3つの作用によって避妊効果を発揮します。排卵を抑えるだけでなく、子宮内膜を着床しにくい状態に変化させ、さらに精子が子宮内へ侵入しにくくすることで妊娠を防ぎます。
A.
はい。シンフェーズは、子宮内膜の増殖を抑えることで、子宮収縮を強める「プロスタグランジン」の分泌を減少させ、生理痛(月経困難症)の改善が期待できます。
A.
はい。シンフェーズは、ホルモン量が3段階に変化する「3相性ピル」です。女性本来の自然なホルモン変化に近づけるよう設計されており、服用時期ごとにホルモン量が変化する特徴があります。
A.
最後の橙色の錠剤は、有効成分を含まない「偽薬(プラセボ)」です。毎日服用する習慣を維持し、次のシートの飲み忘れを防ぐ目的で含まれています。