スリンダ28錠|エストロゲンを含まない国内初承認のミニピル
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- スリンダ28錠
- 2,900
- 全般パール指数(PI):0.39 1年間正しく服用した場合、妊娠する確率が「100人中わずか0.39人(1人未満)」という非常に高い避妊成功率を示しました。
- 長期服用時の有効性: さらに継続して24周期(約2年間)まで服用を続けたグループ(52例)においては、妊娠の発生は「0例」で1つもありませんでした。
- 理想的な使用(常に正しく使い続けた場合):約 2%(100人中2人が妊娠)
- 一般的な使用(付け遅れや破損など現実的な使用):約 13%(100人中13人が妊娠)
- 重い腎臓の病気(腎不全など)がある方:スリンダの成分にはカリウムを体に溜め込む性質があるため、腎機能が悪い方は高カリウム血症を起こすリスクがあります。
- 重い肝臓の病気がある方、または過去にあった方
- 原因不明の不正出血が現在起きている方:子宮体がんなど、他の病気が隠れていないか先に調べる必要があります。
- 妊娠中、または妊娠の可能性がある方
- ホルモン依存性のがん(乳がんなど)にかかっている方
- 毎日「同じ時間」に飲む: 24時間以内の飲み遅れであれば避妊効果は維持されますが、体内でのホルモン濃度を一定に保ち、不規則な不正出血の頻度を減らすためには、毎日決まった時間に飲む習慣をつけることを推奨します。
- 他のお薬やサプリメントとの「飲み合わせ」に注意する: スリンダの成分(ドロスピレノン)は、特定のお薬(抗てんかん薬、抗結核薬、HIV治療薬など)や、市販のサプリメント「セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)」と一緒に飲むと効果が落ちる(避妊に失敗する)リスクがあります。また、一部の高血圧の薬は血中のカリウム値を上げてしまうため併用に注意が必要です。
- 激しい下痢や嘔吐があったとき: 白い錠剤(実薬)を飲んでから3〜4時間以内に、激しい下痢や嘔吐をしてしまった場合、成分が体内に吸収されずに外に出てしまった可能性があります。「1錠飲み忘れた」のと同じ状態になるため、体調が落ち着いたら追加でもう1錠飲むなどの対応が必要です。
- 「生理(出血)が来ない」ことへの理解: スリンダを続けていると、子宮の内膜が厚くならないため、服用中に生理(消退出血)が全く来なくなる(無月経になる)人が多くいます(約4割)。これはお薬がしっかり効いている証拠であり、体への悪影響や将来の妊娠への影響もありませんので、基本的には心配いりません。
- 35歳以上でタバコを吸う方、または40歳以上の方(年齢や喫煙による血栓症リスクを回避できます)
- 前兆のある片頭痛持ちの方(脳梗塞のリスクを避けるため低用量ピルが飲めない方でも服用可能です)
- 高血圧や軽度の肥満(BMIが高い)を指摘されている方
- 現在、授乳中の方(産後の方)(母乳の量や質に影響を与えないため、産後の確実な避妊手段として推奨されています)
- 動けなくなるような「激しい生理痛(月経困難症)」を無くしたい方
- ピルを飲むと「むくむ」「太る」のが嫌な方
- 生理前の「ニキビや肌荒れ」を根本から治したい方
- 毎日の「飲む時間のズレ」が心配な方(24時間以内の遅れならカバーできるため安心です)
※スリンダ28錠は2026年7月1日(水)から取り扱いを開始いたします。

スリンダは、2025年6月に国内でじめて承認された、日本初となる黄体ホルモン単剤の経口避妊薬(ミニピル)です。従来の一般的な低用量ピルとは異なり、重篤な副作用である血栓症の主な原因とされてきた「エストロゲン(卵胞ホルモン)」を一切含まないことが最大の特徴です。
エストロゲンに起因する血栓症のリスクを極限まで回避できるため、これまで年齢や体質、ライフステージなどを理由に低用量ピルの服用を諦めていた方でも安全に処方することができます。
具体的には、血管への負担が懸念される40歳以上の方や喫煙者、高血圧や肥満を指摘されている方、脳梗塞のリスクから禁忌とされていた前兆を伴う片頭痛がある方、そして母乳の分泌量への影響を避けたい授乳中(産後)の方まで幅広く対応しており、一般的な低用量ピルと同等の極めて高い避妊効果を安心して得ることができます。
当院でスリンダ28錠を購入される方へ
当院では、ヤスミンをご用意いたしております。カウンセリングを行い、適したお薬をご準備いたします。当院は予約不要でのご利用も可能ですので処方するか迷っている方はどうぞお越しください。
オンラインでのご利用も可能ですので、遠方の方や当院にお越しになるのが難しい方はぜひご活用ください。
目次
スリンダ28錠の特徴
スリンダ(有効成分:ドロスピレノン4mg)は、「1相性(配合されるホルモン量が一定)」の「第4世代」に分類される、エストロゲンを含まないミニピルです。 一般的な低用量ピルには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類の女性ホルモンが含まれていますが、スリンダはエストロゲンを含まないため、体質や年齢などの理由で低用量ピルを使用できなかった女性でも安全に服用することができます。
スリンダ28錠の効果と副効果
スリンダの主な効果は、エストロゲンを含まない「ミニピル」でありながら、従来の低用量ピルと同等の極めて高い避妊効果があることです。また、優れた副効果(メリット)もあり、生理痛に悩まされている方にもおすすめできます。
| 副効果 | 説明 |
|---|---|
| 月経困難症(生理痛)の軽減 | 子宮内膜の増殖を強力に抑えるため、経血量が減り、生理痛の原因物質(プロスタグラミン)の産生が減少します。 |
| むくみ・体重増加の抑制 | 従来のピルに含まれる黄体ホルモンには体に水分を溜め込む性質があり、「ピルは太る・むくむ」と言われる原因になっていました。しかし、スリンダの成分(ドロスピレノン)には利尿作用があるため、むくみや体重増加が起きにくいのが特徴です。 |
| ニキビ・肌荒れの改善 | 従来の黄体ホルモンの中には、わずかに男性ホルモン(アンドロゲン)に似た働きを持つものがあり、皮脂が増えてニキビができることがありました。スリンダは男性ホルモンをブロックする作用(抗アンドロゲン作用)が強いため、肌荒れやニキビの改善に高い効果を発揮します。 |
スリンダ28錠の避妊効果
エストロゲンが含まれないスリンダですが、通常の低用量ピルと同等の高い効果がございます。
コンドームとスリンダの避妊効果の比較
世界保健機関(WHO)や主要な医学的データの調査によると、日本で最も一般的な避妊法であるコンドームの「1年間の妊娠確率(失敗率)」は以下の通りです。

コンドームは性感染症の予防には不可欠ですが、製品の不具合や使い方のミスによって、現実には約13%の確率で妊娠のリスクが生じます。 一方でスリンダは、人間の体の仕組み(排卵そのもの)を根本からコントロールするため、コンドームと比較しても桁違いに高い避妊効果(正しく服用すれば99%以上)を得ることができます。
服用方法
一般的に飲み忘れ防止のために広く使われている「28錠タイプ」の服用方法です。
| 日数 | 説明 |
|---|---|
| 1〜24日目(白い錠剤) | ホルモンが入っている「実薬(じつやく)」です。毎日1錠、決まった時間に飲むことで、避妊効果を維持し、生理痛を抑えます。 |
| 25〜28日目(緑色の錠剤) | ホルモンが入っていない「偽薬(プラセボ)」です。これは飲み忘れを防ぐためのもので、ホルモンは入っていません。この4日間の間に、軽い出血(生理のようなもの)が起こることがあります(※全く来ない人もいます)。28日目の緑色の錠剤を飲み終えたら、お休み期間を一切挟まずに、翌日から新しいシートの1日目を飲み始めます。 |
初めて服用される場合
スリンダを初めて服用される際は、原則として「生理が始まった第1日目」に1錠目を飲み始めてください。生理のタイミングで開始するのには、「今確実に妊娠していないことを証明するため」と、「新しい卵子が育ち始める前に先手を打って確実に排卵をストップさせるため」という重要な理由があります。
開始する日数によって以下のように避妊効果が発揮されるタイミングが異なりますので、ご注意ください。
生理の1日目から飲んだ場合はその日のうちからすぐに避妊効果を発揮します。生理の2〜5日目(または生理が来ていない時期)から飲んだ場合は、念のため、飲み始めてから最初の7日間はコンドームなど他の避妊法を併用してください。
| 日数 | 説明 |
|---|---|
| 生理の1日目から飲んだ場合 | その日のうちからすぐに避妊効果を発揮します。 |
| 生理の2〜5日目から飲んだ場合 | 念のため、飲み始めてから最初の7日間は、コンドームなど他の避妊法を併用してください。 |
飲み忘れた時の服用方法

スリンダは従来のミニピルよりも時間に寛容です。24時間以内の遅れであれば避妊効果は落ちません。
24時間以上の飲み忘れで2錠を飲み忘れた場合、気がついた時点で直近の忘れた1錠をすぐに服用してください。その後、決まった時間にもう1錠服用してください。しかし、避妊効果が低下している恐れがあります。コンドームなどの他の避妊法と併用することをお勧めいたします。
48時間以上の飲み忘れで3錠以上の意忘れた場合、服用は中止になります。次の月経まで待ち、他の避妊法に切り替えてください。
| 時間 | 説明 |
|---|---|
| 24時間以内の遅れ(1錠忘れ) | 気がついた時点で忘れた1錠をすぐに服用し、その後はいつも通りの時間に服用してください(1日に2回服用する日が発生することもありますが問題ありません)。 |
| 24時間以上の遅れ(2錠以上忘れ) | 気がついた時点で、直近の忘れた1錠をすぐに服用し、その後の錠剤はいつも通りの時間に服用を続けてください。ただし、避妊効果が低下している可能性があるため、7日間連続で正しく服用し終えるまでは、コンドームなど他の避妊法を併用してください。 |
スリンダの副作用|服用時の注意点
安全性の高さが特徴のスリンダですが、ホルモンに働きかけるお薬である以上、正しい知識を持って服用することが大切です。体質によっては服用を控えなければならないケースや、飲み合わせ・毎日の服用習慣において守っていただきたいルールがございます。
患者様に安心してお使いいただくために、以下の注意点を事前にご確認ください。
副作用
| 副作用 | 説明 |
|---|---|
| 頭痛・めまい | 飲み始めの初期(最初の1〜2ヶ月)に、体が新しいホルモンバランスに慣れるまでの過程で、軽い頭痛やめまいを感じることがあります。 |
| 吐き気・胃の不快感 | 低用量ピルほど強くはありませんが、胃がムカムカしたり、軽い吐き気を覚えたりすることがあります。通常は食後や寝る前に服用することで軽減されます。 |
| 乳房の張り・痛み | 胸が張ったり、触るとチクチク痛んだり、生理前のような感覚になることがあります。これもホルモン環境の変化による一時的なものです。 |
| 気分の変動(イライラ・気分の落ち込み) | 一時的に情緒が不安定になったり、理由もなくイライラしたり、精神的に少しデリケートになる場合があります。 |
| 無月経(生理が来なくなる) | これは「副作用」というよりもスリンダの「正常な効果(特徴)」に近いものですが、飲み続けるうちに子宮内膜が厚くならなくなるため、約4割の方が出血(生理)そのものが完全に止まります。 体に悪い血が溜まるわけではないので心配いりません。 |
| 高カリウム血症(注意が必要な副作用) | スリンダの成分(ドロスピレノン)にはカリウムを体に溜め込みやすい性質があります。健康な方であれば問題ありませんが、腎臓の持病がある方などは血液中のカリウム値が高くなり、筋肉の脱力感や動悸などを引き起こすケースが極めて稀にあります。 |
服用してはいけない方
スリンダは血栓症のリスクが極めて低いため、多くの女性が服用できますが、以下に該当する方は服用できません。
服用前の注意点
初めて処方してもらう際は、通常の問診や血圧測定に加えて、念のため「腎機能(血液中のカリウム値)」に問題がないかを確認する血液検査を行うのが一般的です。
また、スリンダはエストロゲンを含まないため、服用開始から数ヶ月間は、生理以外の時期に少量の出血が起こる「不正出血(破綻出血)」がみられることがあります。これはお薬に体が慣れる過程で多くの人に起こる一時的な症状であり、基本的には心配ありません。ただし、出血が長引く場合や痛みを伴う場合は、自己判断で服用を止めず、お気軽に当院までご相談ください。
服用後の注意点
おすすめの方
「エストロゲン(卵胞ホルモン)」を含まないため、従来の避妊・治療目的での低用量ピルを使用できなかった方に特におすすめです。
よくあるご質問
A.
はい、同等の極めて高い避妊効果があります。従来の一部のミニピルは避妊効果がやや劣るものもありましたが、スリンダは最新の「第4世代黄体ホルモン(ドロスピレノン)」を高線量で配合しているため、低用量ピルと同じように確実に排卵をストップさせます。正しく服用した場合の1年間の妊娠確率は0.39%(100人中1人未満)という高い実績が証明されています。
A.
はい、まったく問題ありませんのでご安心ください。スリンダは子宮の内膜を厚くさせない作用が強いため、服用を続けていくうちに約4割の方が「無月経(出血が全く来ない状態)」になります。これは体に悪い血が溜まっているわけではなく、お薬がしっかり効いて子宮が休んでいる証拠です。生理痛やPMSからも解放されるため、むしろ大きなメリットと言えます
A.
スリンダを飲み始めた初期(最初の数ヶ月)は、体がホルモンバランスに慣れるまでの過程で、生理以外の時期にポツポツと少量の出血(不正出血)が起こりやすい傾向があります。これはエストロゲンが含まれていないミニピル特有の症状ですが、服用を3〜6ヶ月と続けていくうちに、出血の回数や量は徐々に減っていきます。あらかじめ「最初は出血しやすいもの」と知っておいていただければ、過度に心配する必要はありません。
A.
前後1〜2時間程度のズレであれば、避妊効果は一切落ちませんのでご安心ください。これまでの海外製ミニピルは「3時間」飲み遅れると効果が落ちるため非常に厳格でしたが、スリンダは「24時間以内」の飲み遅れであれば避妊効果が維持されるという、時間に寛容な設計になっています。万が一「あ、昨日の分のむのを忘れてた!」という場合でも、気づいた時点で忘れた1錠をすぐ飲めば効果をキープできます。
A.
はい、服用いただけます。一般的な低用量ピルは、含まれているエストロゲンの影響で年齢とともに「血栓症」のリスクが上がるため、40歳以上の方は慎重投与(または処方不可)となります。しかし、スリンダは血栓症の原因となるエストロゲンを一切含まないため、40代以降の方や、タバコを吸う方、高血圧・肥満気味の方でも安全に高い避妊効果・生理痛軽減効果を得ることができます。