バラシクロビルとは|性器ヘルペスへの効果・服用方法・副作用・注意点を解説
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性器ヘルペスの治療で広く用いられるバラシクロビルは、ウイルスの増殖を抑えることで症状の悪化を防ぎ、回復を早める抗ウイルス薬です。
バラシクロビルの効果や作用の仕組み、適応疾患、服用方法、副作用、注意点、さらに臨床データやガイドラインに基づく有効性について、わかりやすく解説します。
初めて治療を検討されている方から、再発に悩んでいる方まで、正しい知識を身につけるための参考としてご覧ください。
目次
バラシクロビルの効果
バラシクロビルは、体内でアシクロビルに変換されることで効果を発揮する抗ヘルペスウイルス薬です。ウイルスのDNA複製を阻害し、その増殖を抑制します。
バラシクロビルは、すでに存在するウイルスを直接死滅させるのではなく、新たなウイルスの増殖を抑えることで症状の進行を防ぎます。その結果、症状の持続期間を短縮し、痛みなどの不快な症状の早期改善が期待されます。
バラシクロビルの作用

バラシクロビルは、体内で有効成分であるアシクロビルに変換されることで作用を発揮する抗ウイルス薬です。アシクロビルは、ヘルペスウイルスに感染した細胞内で活性化され、ウイルスのDNA合成に必要な酵素(DNAポリメラーゼ)を阻害します。
これにより、ウイルスのDNA複製が阻害され、新たなウイルスの増殖が抑えられます。その結果、症状の進行を防ぎ、回復を早める効果が期待されます。
バラシクロビルの適応疾患
バラシククロビルは、性器ヘルペス以外の疾患でも治療薬として選択されます。下記にバラシクロビルによる治療を行う疾患名をまとめました。
| 疾患名 | |
|---|---|
| 皮膚科 | 水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化による痛みや発疹の改善 |
| 皮膚科(歯科・口腔外科) | 口唇ヘルペス |
| 小児科(内科) | 水痘(水ぼうそう) |
| 性感染症内科 | 性器ヘルペス |
バラシクロビルの服用方法
初発の性器ヘルペスは症状が強く出やすく、ウイルス排出量も多いため、十分な期間の抗ウイルス療法が必要とされます。バラシクロビルの服用方法は、1回500mgを1日2回をは5~10日間継続することにより治療を行います。
バラシクロビルの副作用
バラシクロビルの副作用として、日常生活に大きな支障をきたすことは少ないものの、服用開始後に比較的みられやすい症状があります。
主な副作用として、頭痛や眠気、めまいなどの精神神経系症状、吐き気や下痢、腹痛、胃部不快感などの消化器症状が挙げられます。
また、発疹やかゆみといった皮膚症状や、倦怠感(だるさ)などの全身症状が現れることもあります。これらの症状は一時的であることが多いですが、症状が強い場合や長引く場合には当院までご連絡ください。
重篤な副作用
バラシクロビルは比較的安全性の高い内服薬ですが、まれに重篤な副作用が生じることがあります。これらの症状が現れた場合には、速やかに服用を中止し、当院までご連絡ください。
バラシクロビルの
服用するうえでの注意点
腎機能に障害がある場合、特にeCrClが基準値を下回るような腎機能低下患者では、バラシクロビルの投与量や投与間隔の調整が必要となります。
また、併用薬にも注意が必要です。抗HIV薬であるデシコビ(TAFERO)やビクタルビ(TAFFIC)を服用している場合、バラシクロビルの血中濃度が上昇する可能性があるため、慎重な管理が求められます。
バラシクロビルの臨床成績
バラシクロビルは、海外の臨床研究においても高い有効性が報告されており、性器ヘルペスの症状軽減や再発抑制において優れた効果が示されています。
CDC
バラシクロビルは性器ヘルペスの第一選択薬の一つとされています。初発時には、症状の持続期間を短縮し、ウイルス排出を抑制する効果が期待されます。
FDA
FDAが承認したバルトレックスの文書に基づくと、本剤はDNAポリメラーゼ阻害剤であり、成人の性器ヘルペス治療に広く用いられます 。初発時は1回1gを1日2回、10日間服用します 。再発時は500mgを1日2回、3日間で治療し、再発抑制には1g(または500mg)を1日1回継続し治療を行います。
ペアライフクリニックにおける
バラシクロビルの処方

ペアライフクリニックでは、性器ヘルペスの治療薬としてバラシクロビルを処方しており、2024年5月〜2026年3月までに1,875件の処方実績があります。
バラシクロビルはウイルスの増殖を抑える薬であり、体内からウイルスを完全に排除(根治)することはできません。そのため、免疫力が低下した際などに再発する可能性があります。
頻繁に再発を繰り返す方には、PIT(Patient Initiated Therapy)として、ファムビルを常備することで、初期症状の段階で服用でき、症状の重症化や再発を防ぐことができます。
バラシクロビルの処方をご希望の方は、ペアライフクリニックまでお気軽にご来院ください。
よくあるご質問
A.
バラシクロビルは抗ヘルペスウイルス薬で、体内でアシクロビルに変換されて作用します。ウイルスのDNA複製を阻害し、増殖を抑えることで症状の進行を防ぎ、回復を早めます。
A.
症状の持続期間を短縮し、痛みや違和感などの不快な症状を早期に改善する効果が期待されます。
A.
バラシクロビルはウイルスの増殖を抑える薬であり、体内から完全に排除(根治)することはできません。そのため、免疫力が低下した際などに再発する可能性があります。
A.
主な副作用として、頭痛、眠気、めまい、吐き気、下痢、腹痛などがあります。多くは軽度ですが、気になる症状がある場合は医師にご相談ください。