フラジール内服薬・膣錠の効果と使用方法、妊娠中の注意点について解説
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トリコモナスや細菌性膣症などの感染症に対して広く使用されている「フラジール(メトロニダゾール)」は、原虫や嫌気性菌に対して高い効果を発揮する抗菌薬です。
一方で、正しい服用方法や副作用、アルコールとの相互作用、他薬剤との併用注意など、事前に知っておくべきポイントも少なくありません。
フラジールの作用機序や適応疾患、具体的な使用方法、副作用や注意点に加え、臨床研究に基づく治療効果についても分かりやすく解説します。
目次
フラジールとは
フラジールは、主にトリコモナスや細菌性膣症の治療に用いられる抗原虫薬・抗菌薬であり、強力な抗微生物作用を有しております。特に、酸素の少ない環境で増殖する嫌気性菌や原虫に対して高い効果を得ることができます。
体内に取り込まれると、フラジールは病原体の細胞内に侵入し、そのDNA構造を直接阻害することで、増殖を抑制し最終的に死滅させる作用を発揮します。この作用により、他の抗菌薬では効果が得られにくい病原体にも有効とされております。
また、組織への移行性が高く、感染部位にしっかりと到達して作用するため、膣内感染や消化管感染など、さまざまな部位の感染症に対して安定した治療効果が期待されます。
このように、フラジールは幅広い感染症に対応できる一方で、適切な用量・用法を守ることや、副作用・相互作用に注意しながら使用することが重要な薬剤です。
フラジール適応疾患
フラジールは、さまざまな感染症の治療に使用される抗菌薬で、主に嫌気性菌や原虫に対して効果を発揮します。これらの病原体は酸素の少ない環境で増殖する特徴があり、腟内感染や消化管感染などに関与することが多いとされています。
| 疾患名 | |
|---|---|
| 産婦人科 | トリコモナス膣炎、細菌性膣症 |
| 内科・消化器内科 | ピロリ菌、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫症 |
| 泌尿器科・性病科 | 男性のトリコモナス |
フラジールの効果と使用方法
フラジールは、トリコモナスや細菌性膣症の原因となる病原体に対して強い殺菌作用を示す抗原虫薬・抗菌薬です。
フラジール内服錠

トリコモナスの治療においては、通常、1回1錠を1日2回、7日間継続して服用する方法が用いられます。この服用方法は、体内で安定した薬剤濃度を維持することで、原因となる原虫を確実に死滅させ、再発や治療不十分を防ぐことを目的としております。
主に男性や、妊娠していない女性に対して処方されることが多く、全身にしっかりと作用する点が特徴です。症状が軽快した場合でも、途中で服用を中断してしまうと、病原体が完全に除去されず、再発や再感染のリスクが高まる可能性があります。
そのため、必ず医師に指示された用量・用法を守ることが重要です。
フラジール膣錠

フラジール膣錠は、主に妊娠中の方や、全身への影響をできるだけ抑えたい場合に選択される治療方法です。内服薬と比較して有効成分が局所(膣内)に直接作用し、全身への吸収が少ないことから、胎児への影響が少ないと考えられております。
そのため、妊娠中のトリコモナスの治療や細菌性膣症の治療において、医師の判断のもと膣錠が処方されることがあります。
治療方法としては、1日1回、7~10日間にわたり膣内へ挿入して使用します。就寝前に使用することで、薬剤が膣内にとどまりやすくなり、より効果的に作用します。
フラジールの副作用
フラジールは比較的安全性の高い薬剤とされていますが、使用に伴い一時的にさまざまな症状が現れることがあります。
多くの場合、これらの症状は軽度であり、時間の経過とともに自然に軽快することが一般的です。しかし、症状が長時間続く場合や、日常生活に支障をきたすほど強く現れる場合には当院までご連絡ください。
フラジールの注意点
フラジール使用中は、飲酒を避ける必要があります。これは、肝臓におけるアルコールの分解が阻害されることで、少量の飲酒でも動悸、血圧低下、嘔吐、頭痛など症状が発症する可能性があるためです。
また、アルコールは飲酒だけでなく、アルコールを含む栄養ドリンクや料理酒などにも含まれているため、これらも控えることでより安全に治療を行うことができます。
フラジールの併用禁忌
フラジールは、以下の薬を服用している患者様において、薬剤同士の相互作用により、副作用のリスクが高まる可能性があるため、投与前に医師の慎重な判断が必要となります。
そのため、現在服用中の薬がある場合は、自己判断で服用を開始せず、必ず医師へ申告し、適切な指示を受けるようにしてください。
フラジール臨床研究
下記に、フラジールの効果や副作用、安全性について言及している臨床研究の論文を記載しております。これらの研究は、実際の臨床現場における治療成績や再発率、副作用の発現頻度などをもとに評価されており、フラジールの有効性と安全性を客観的に理解するうえで重要な情報となります。
特にトリコモナスに関しては、投与方法の違いによる治療成績の差や再感染リスクについても検討されており、適切な治療法を選択するうえで参考となるエビデンスが示されています。
CDCガイドライン
トリコモナスにおいては、再感染を防ぐために男性パートナーの同時治療が不可欠であることが示されています。また、メトロニダゾール使用中の飲酒は、ジスルフィラムの反応を引き起こす可能性があるため、アルコールとの併用については臨床的に重要な注意点として警告されております。
The Lancet Infectious Diseases

女性のトリコモナス患者を対象としたランダム比較試験では、メトロニダゾール2gの単回投与と、500mgを1日2回・7日間投与する治療法が比較されています。
その結果、7日間投与群は単回投与群と比べて、再感染、治療失敗のリスクを約50%低下させることが示されました。
また、フラジールを用いたトリコモナス治療では、7日間投与により90%以上の高い治癒率が報告されています。
ペアライフクリニックの
フラジール処方について

フラジールは、市販の薬局などで購入することはできず、医療機関にて医師の診察・処方が必要な薬剤です。
ペアライフクリニックでは、オンライン診療に対応しており、フラジールの内服錠・膣錠のいずれも処方が可能です。診察料は無料、送料も無料でご案内しております。
また、初診の方でも、検査結果をご提示いただくことで処方が可能です。
ご来院が難しい場合でも、オンライン上で診察から処方まで完結できますので、お気軽にオンライン診療をご利用ください。
よくあるご質問
A.
フラジールは、トリコモナスや細菌性膣症などに使用される抗原虫薬・抗菌薬です。嫌気性菌や原虫に対して高い効果を持ち、病原体のDNAを障害することで増殖を抑え、死滅させます。
A.
トリコモナスに対しては、適切に服用することで90%以上の高い治癒率が報告されています。特に7日間の継続投与は、単回投与と比較して再発リスクを大きく低下させることが分かっています。
A.
トリコモナスの場合、通常は1回1錠を1日2回、7日間継続して服用します。途中で中断すると再発リスクが高まるため、症状が改善しても最後まで服用することが重要です。
A.
1日1回、7〜10日間、膣内に挿入して使用します。就寝前に使用することで薬剤がとどまりやすく、効果的に作用します。
A.
医師の判断のもと、膣錠が選択されることがあります。全身への吸収が少ないため、内服薬よりも安全性に配慮した治療が可能です。