<東京都>性病の感染者数推移
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東京都の性病感染者数
上記のグラフは、東京都感染症情報センターのデータをもとに、過去10年間の性感染症の報告数推移をまとめたものです。
2016年から2020年にかけては感染者数の減少がみられましたが、2020年以降は再び増加傾向に転じていることが報告されています。
2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により人との接触機会が減少したことや、受診・検査控えの影響などにより、一時的に報告数が減少した可能性が考えられます。
その後、社会活動の再開とともに感染機会が増えたことで、再び感染者数が増加していると推察されます。
東京都の梅毒の感染者推移
梅毒の感染者数は近年増加傾向にあり、厚生労働省からも注意喚起が行われています。
実際に、2016年と2024年の感染者数を比較すると、約2.25倍に増加していることが報告されており、国内において再び拡大している性感染症の一つといえます。
梅毒は初期には症状が軽微の場合もあり、気づかないまま進行するケースも少なくありません。しかし、適切な治療を行わずに放置すると、全身へ影響を及ぼす可能性があります。
東京都のクラミジアの感染者推移
クラミジアは、日本において感染者数が多い性感染症の一つです。例年、約2,500件前後の感染が報告されていますが、これはあくまで報告された数に過ぎません。
クラミジアは無症状で経過するケースが非常に多く、特に女性では自覚症状がほとんどないまま感染が持続することも少なくありません。そのため、実際の感染者数は報告数を大きく上回っている可能性があると考えられています。
自覚症状がないからといって安心せず、定期的な検査を受けることが早期発見・早期治療につながります。
東京都の淋菌の感染者推移
東京都における淋菌の報告数は、横ばいで推移しています。
淋菌はクラミジアと同様に無症状で経過するケースが多く、特に女性では自覚症状がほとんどないまま感染が持続していることも少なくありません。そのため、気づかないうちにパートナーへ感染を広げてしまう可能性があります。
さらに、淋菌とクラミジアは同時に感染しているケースも多く報告されています。そのため、クラミジアの検査を受ける際には、淋菌の検査もあわせて実施することが推奨されます。
東京都の性器ヘルペスの感染者推移
東京都では性器ヘルペスの感染者数は近年やや減少傾向にありますが、引き続き注意が必要な感染症です。性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスに感染することで発症し、一度感染するとウイルスが神経節に潜伏し続けます。そのため、免疫力が低下したタイミングなどで再発を繰り返すことが特徴です。実際に再発率は60〜70%と高く、一度治療を行った後も長期的な管理が重要となります。
頻繁に再発を繰り返す方には、抗ウイルス薬であるファムビルの常備が推奨されます。ファムビルは、初期症状(違和感・ピリピリ感など)を自覚してから6時間以内に1000mgを服用し、さらに12時間後にもう一度1000mgを服用することで、症状の悪化を抑える効果が期待できます。
東京都の尖圭コンジローマの
感染者推移
尖圭コンジローマの感染者数は近年減少傾向にありますが、引き続き注意が必要な性感染症の一つです。原因となるHPV6型・11型は、一度感染すると体内に残存し、完全に排除されないとされております。そのため、免疫力の低下や睡眠不足、疲労の蓄積などをきっかけに、病変(いぼ)が再び現れることがあります。
また、尖圭コンジローマは自覚症状(痛みやかゆみ)が乏しいケースも多く、気づかないうちに感染・再発していることも少なくありません。
予防の観点では、HPVワクチンの接種が非常に重要です。HPVワクチンは、尖圭コンジローマの原因となる6型・11型の感染予防に加え、子宮頸がんや肛門がん、中咽頭がん、陰茎がんなどの原因となる高リスク型(16型・18型など)の感染予防にも効果が期待されています。
特に将来的に妊娠・出産を希望される方にとっては、HPV感染の予防は自身の健康だけでなく将来の選択肢を守るうえでも重要であり、早期のワクチン接種が推奨されます。
ペアライフクリニック渋谷院の
検査数に対する陽性者率

2025年のペアライフクリニック渋谷院における検査数に対する陽性者率をグラフにまとめました。
中でもクラミジアは15.63%と、他の性感染症と比較して最も高い陽性率となっています。続いて、マイコプラズマの陽性率が高い結果となりました。
マイコプラズマと聞くと肺炎をイメージされる方も多いかと思いますが、性感染症としてのマイコプラズマは肺炎の原因菌とは異なるものです。性病のマイコプラズマには、「マイコプラズマ・ジェニタリウム」と「マイコプラズマ・ホミニス」の2種類があります。
症状はクラミジアや淋菌と類似しており、男性では排尿時の痛みや性器の違和感、女性では不正出血やおりものの異常などがみられます。また、咽頭(のど)にも感染する可能性があるため、性器だけでなく咽頭を含めた検査を受けることを推奨します。
東京都の性病の感染者推移についてのまとめ
東京は人口が多く、人の往来や接触機会が多いことから、性感染症の報告数も全国的に高い水準にあります。また、都市特有の環境要因も重なり、今後も一定数の感染が継続する可能性があると考えられます。
さらに、東京都感染症情報センターのデータは定点医療機関からの報告に基づいているため、実際の感染者数は報告数を上回っている可能性があります。
このような背景から、今後はより一層の予防意識が重要となります。コンドームの使用は基本的かつ有効な予防手段ですが、それに加えて内服薬による予防(PrEP・PEP・ドキシペップなど)やワクチン接種(HPVワクチンなど)を組み合わせることで、より高い予防効果が期待できます。
複数の予防手段を適切に併用し、自身のリスクに応じた対策を行うことが、性感染症から身を守るうえで重要です。





