ファボワール(低用量ピル)|避妊効果・副作用・飲み方について解説
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低用量ピル「ファボワール」は、避妊効果に加え、生理痛の軽減や月経周期の安定、ニキビ・肌荒れ改善なども期待できる低用量ピルです。
先発品である「マーベロン」のジェネリック医薬品であり、同じ有効成分を配合しているため、同等の効果が期待できます。また、ジェネリック医薬品のため、費用を抑えて継続しやすい点も特徴です。
ファボワールは「第3世代」「1相性」に分類される低用量ピルで、ホルモン変動が比較的少なく、肌トラブル改善を目的として選ばれることもあります。
目次


ファボワールの特徴

ファボワールは、低用量ピル「マーベロン」のジェネリック医薬品です。先発品であるマーベロンと同じ有効成分(黄体ホルモン:デソゲストレル、卵胞ホルモン:エチニルエストラジオール)を配合しているため、避妊効果や月経痛の軽減、月経周期の安定化など、同等の効果が期待できます。
また、ジェネリック医薬品は開発費用が抑えられているため、先発品のマーベロンよりも費用を抑えて継続しやすい点も特徴です。そのため、「効果は維持したまま、毎月の費用負担を軽減したい」という方にも選ばれています。
「第3世代」のピル
第3世代ピルは、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑える作用が比較的強いことが特徴で、ニキビや肌荒れ、多毛などの肌トラブル改善が期待できます。そのため、「避妊」だけでなく、肌悩みを目的として服用を希望される方にも選ばれています。
一方で、ラベルフィーユなどの第2世代ピルと比較すると、重大な副作用である「血栓症」のリスクがわずかに高いことが報告されています。ただし、頻度は非常にまれであり、年齢・喫煙習慣・肥満・持病の有無などによってリスクは異なります。
「1相性」のピル
「1相性ピル」とは、1シート内に含まれるすべての実薬(ホルモンが含まれる錠剤)のホルモン配合量が一定に設計されているピルを指します。そのため、服用期間中のホルモン変動が少なく、体調や気分の波が比較的起こりにくいとされています。
また、すべての実薬が同じ成分で構成されているため、3相性ピルと比較して飲む順番による影響が少ない点も特徴です。さらに、生理日移動を目的とした服用スケジュールの調整がしやすいことから、旅行や試験、大切な予定に合わせて月経日をコントロールしたい方にも選ばれています。
ファボワール21とファボワール28の違い

ファボワール錠21は、21日間連続で実薬(白色の錠剤)を服用し、その後7日間は薬を飲まない「休薬期間」を設けるタイプです。休薬期間中には、通常「消退出血」と呼ばれる生理のような出血が起こります。
一方、ファボワール錠28は、21日間の実薬(白色の錠剤)を服用したあとに、有効成分を含まない偽薬(緑色の錠剤)を7日間服用します。偽薬期間中に消退出血が起こる仕組みです。
28錠タイプは、休薬期間にも毎日錠剤を飲む習慣を継続できるため、次のシートの飲み忘れ防止につながる点が特徴です。そのため、「毎日決まった時間に服用する習慣を維持したい」という方に選ばれることがあります。
ファボワールの効果
高い避妊効果
ファボワールは、正しく継続して服用することで、高い避妊効果が期待できる低用量ピルです。避妊効果は、主に3つの作用によって発揮されます。
まず、卵胞の発育を抑えることで排卵そのものを起こりにくくし、妊娠の成立を防ぎます。さらに、子宮内膜が厚くなるのを抑えて薄い状態を保つことで、受精卵が着床しにくい環境を作ります。
また、子宮の入り口にある「子宮頸管粘液」の性状を変化させる作用もあります。これにより、精子が子宮内へ侵入しにくくなり、受精の可能性を低下させます。
このように、排卵抑制・着床阻害・精子通過阻害の3つの働きによって、高い避妊効果が得られます。
生理痛の緩和と生理周期の安定

ファボワールは、生理痛(月経困難症)やPMS(月経前症候群)の改善効果が期待できる低用量ピルです。
子宮内膜が厚くなるのを抑えることで、子宮を強く収縮させる「プロスタグランジン」の分泌を減少させ、生理痛を和らげます。
また、ホルモンバランスを一定に保つことで、生理前のイライラ、気分の落ち込み、だるさなどPMS症状の軽減も期待できます。
ニキビや肌荒れ・多毛症の改善

第3世代ピルに含まれる黄体ホルモン「デソゲストレル」は、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑える作用に優れていることが特徴です。そのため、男性ホルモンの影響によって起こる皮脂の過剰分泌を抑え、ニキビや肌荒れの改善効果が期待できます。
特に、フェイスラインやあご周りに繰り返しできる“大人ニキビ”に悩む方に選ばれることが多く、肌質改善を目的として服用されるケースもあります。また、体毛が濃くなる「多毛症」の改善が期待できる点も特徴のひとつです。
ファボワールの正しい飲み方

ファボワールの正しい服用方法は、先発品であるマーベロンと同じです。
ファボワールは、すべての実薬(ホルモンが含まれる錠剤)のホルモン配合量が一定である「1相性ピル」に分類されます。そのため、服用方法が比較的シンプルで、初めて低用量ピルを服用する方にも継続しやすい特徴があります。
基本的には、毎日なるべく同じ時間に1日1錠を服用します。21錠タイプは21日間服用後に7日間の休薬期間を設け、28錠タイプは21日間の実薬服用後に7日間の偽薬を服用します。
また、1相性ピルはすべての実薬が同じ成分で構成されているため、3相性ピルと比較して服用管理がしやすく、生理日移動などのスケジュール調整にも対応しやすい点が特徴です。
飲み忘れた場合について
飲み忘れに気付いた場合は、気付いた時点ですぐに飲み忘れた1錠を服用し、そのうえで当日分も通常通りの時間に服用してください。
気付いたタイミングがいつもの服用時間に近い場合には、1日に2錠服用することがあります。ただし、2錠まとめて服用しても問題ないとされています。
その後は、引き続き毎日決まった時間に服用を継続してください。
2日以上、飲み忘れた場合
2日以上連続して飲み忘れた場合は、ファボワールの避妊効果が低下する可能性があります。そのため、連続して飲み忘れた場合には、一旦そのシートの服用を中止し、残っている錠剤は服用せずに次の月経を待ってから新しいシートを開始してください。
また、服用を中止している期間は妊娠の可能性が高くなるため、コンドームなど他の避妊法を必ず併用することが重要です。
ファボワールの副作用
服用開始初期は、体がホルモンバランスの変化に慣れようとするため、以下のような症状が出やすくなります。多くの場合、服用を続けるうちに体が慣れて自然に治まります。
重大な副作用「血栓症」のリスクと初期症状
発症頻度は極めて稀ですが、ファボワールを含む低用量ピルで最も注意すべき重大な副作用が「血栓症」です。
血栓症とは、血管内に血の塊(血栓)ができて血流を妨げ、臓器へ十分な血液が届かなくなる病気です。重症化すると命に関わる可能性もあるため、初期症状がみられた場合は早急に医療機関へ相談する必要があります。
副作用の症状が強く日常生活に支障が出る場合や、不正出血などの症状が長期間続く場合は、自己判断で服用を中止・継続せず、必ず処方を受けた医師または薬剤師へご相談ください。
ファボワールが服用できない人
下記にファボワールを服用できない、または慎重な判断が必要な方の特徴をまとめました。下記に該当する場合は、重大な副作用を引き起こす可能性があるため、服用前に必ず医師へご相談ください。
ペアライフクリニックにおける
ファボワールの処方について

ペアライフクリニックでは、ファボワールを取り扱っております。診察料は無料のため、費用はファボワールの薬代のみとなります。また、オンライン診療にも対応しており、診察後にご自宅へ郵送することも可能です。
郵送料は無料のため、来院時と同じ価格で処方を受けることができます。通院が難しい方や忙しい方には、オンライン診療の利用をおすすめしております。
よくあるご質問
A.
ファボワールは、低用量ピル「マーベロン」のジェネリック医薬品です。有効成分はマーベロンと同じであり、避妊効果や生理痛の軽減、生理周期の安定化など、同等の効果が期待できます。
A.
ファボワールは「第3世代」に分類される低用量ピルです。男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑える作用が比較的強いため、ニキビや肌荒れ、多毛症の改善効果が期待できます。
A.
はい。ファボワールに含まれる黄体ホルモン「デソゲストレル」は、皮脂分泌を促す男性ホルモンの働きを抑えるため、ニキビや肌荒れの改善効果が期待できます。特に、フェイスラインやあご周りの“大人ニキビ”に悩む方に選ばれることがあります。
A.
「ファボワール21」は、21日間実薬を服用したあと、7日間の休薬期間を設けるタイプです。一方、「ファボワール28」は、21日間の実薬服用後に7日間の偽薬(プラセボ錠)を服用します。毎日服用する習慣を維持しやすいため、飲み忘れ防止につながる点が特徴です。
A.
2日以上連続して飲み忘れた場合は、避妊効果が低下する可能性があります。そのため、一旦そのシートの服用を中止し、次の月経を待ってから新しいシートを開始してください。また、その期間中は妊娠の可能性が高くなるため、コンドームなど他の避妊法を併用してください。
A.
服用開始初期には、吐き気、頭痛、乳房の張り、不正出血、むくみなどの症状がみられることがあります。これらは体がホルモン変化に慣れることで、自然に軽快することが多いとされています。