ウレアプラズマ
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ウレアプラズマとは

ウレアプラズマは、非クラミジア性非淋菌性尿道炎の原因菌の一種で性感染症の一つです。ウレアプラズマパルバム・ウレアプラズマウレアリチカムという2種類の原因菌がクラミジアや淋菌と同じように性器や咽頭に感染し、症状を引き起こす可能性のある性病です。
しかし、ウレアプラズマに関しては、常在菌か感染症かが議論がされており、こちらも十分な研究結果がないため言い切れないが常在菌との意見も多く出ている感染症です。
当院では、”5,057件”のウレアプラズマ検査実績がございます。ウレアプラズマに関してご不明点等ございましたらお気軽にご相談くださいませ。
目次
ウレアプラズマの症状
ウレアプラズマは、淋菌・クラミジアなどの性感染症と同じような下記の症状が現れます。
ウレアプラズマでは特に無症状で感染してる場合が多くあります。また前述の通り常在菌であるという議論もおこなわれており、症状が出ていない場合は治療をしなくても良いという考え方もあります。
ウレアプラズマの喉の症状
ウレアプラズマが喉に感染する場合もあります。しかし、ほとんどの方は無症状で感染しております。しかし、オーラルセックスなどでパートナーの性器に感染させてしまうことはありますので、予防する必要はあります。
ウレアプラズマ|料金・プラン
当院は初診・再診料¥0で受診いただけます。かかる費用は検査・治療の料金のみになります。また性感染症専門だからこそ、ウレアプラズマの検査結果をすぐにお伝えすることができます。ウレアプラズマの感染がご不安な方はお気軽にご来院くださいませ。
ウレアプラズマの検査方法

当院のウレアプラズマの検査方法は、男性の場合「尿」、女性の場合「膣ぬぐい」、喉の場合「うがい液」による検査を行います。
院内の採取用トイレにて検査を行うため、デリケートゾーンを他人に見せる必要はございませんのご安心ください。トイレに貼り付けてある検査方法に従って採取をしてください。
ウレアプラズマの検査は「TMA法」と呼ばれる遺伝子検査にておこなっております。感染初期でもしっかりと検査することができます。
ウレアプラズマの治療について
ウレアプラズマ感染症は「ウレアプラズマ・パルバム」「ウレアプラズマ・ウレアリチカム」といった細菌によって引き起こされる性感染症の一つです。特に女性では無症状が多く、気づきにくい病気ではありますが、内服薬によって治療可能な性病です。
パルバムとウレアリチカムの違い
ウレアプラズマにはウレアプラズマ・パルバム(Ureaplasma parvum)とウレアプラズマ・ウレアリチカム(Ureaplasma urealyticum)といった2種類があり、これらの違いは病原性にあるとされています。
具体的には「ウレアリチカム」の方が病原性が高く、症状がある場合に原因菌として検出されることが多いです。対してパルバムは無症状でも検出されることがあり、常在菌(人間が誰しも保有している菌)ではないかと議論されています。
ウレアプラズマの治療方法


当院では、ビブラマイシンによる治療を第一選択としております。服用の期間については、症状の経過を見ながら処方の日数を考えます。
服用して数日が経っても症状が落ち着かない場合は14日間服用します。逆に服用して症状がなくなれば7日間で終わることもあります。自宅からクリニックが遠く、なかなか薬を取りに来れない場合などは最初から14日間の服用をご案内することもございます。
ウレアプラズマの立ち位置について
ウレアプラズマはウレアリチカムとパルバムで立ち位置が異なります。ウレアリチカムの場合は病原性が明確化されており、尿道炎や子宮頸管炎の原因とされています。
そのため、症状がある場合や感染が分かった場合は治療の対象となります。逆にウレアプラズマ・パルバムはウレアリチカムと違い、常在菌(日和見菌)としての側面が強いとされています。
健康な女性の半数以上からも検出されることがあるとされており、無症状の場合も多く、治療の必要性については医師と相談が必要です。もちろん、症状がある場合は治療が必要です。
ウレアプラズマの耐性菌について
ウレアプラズマもマイコプラズマと同じく、耐性菌の問題があります。特にシタフロキサシン(ニューキノロン系)などはウレアプラズマには50%ほど耐性があるとされています。
アジスロマイシン(マクロライド系)もガイドライン上は推奨されていますが、年々耐性菌の割合は増加し続けています。
ビブラマイシン
当院ではウレアプラズマの治療薬として第一選択薬としてビブラマイシンを採用しております。ビブラマイシンはクラミジア治療の第一選択薬として当院では扱っておりますが、ウレアプラズマに対しても比較的高い有効性を示しています。
アジスロマイシン(マクロライド系)に比べても、耐性率の上昇も緩やかであり、現在では最も有効性のある薬だといえます。ちなみにウレアプラズマ・ウレアリチカムでは、観察研究でビブラマイシン「14日 89.66%」「 7日 84.62%」と報告されています。そのため当院ではウレアプラズマに対してはビブラマイシンを処方しております。
服用を忘れてしまった場合
ビブラマイシンを飲み忘れた場合は、1日以内であれば、気づいた時点で服用してください。2回分を一度に服用しないでください。翌日の服用タイミングが近い場合は、そのまま飲み忘れて、翌日の服用時間に1回分を服用します。2日分以上を服用し忘れた場合は一から服用をはじめます。
ビブラマイシンの副作用
ビブラマイシンは服用方法により副作用が出やすくなるのが特徴です。主に下記のような副作用が挙げられます。
・吐き気
・食欲不振
・下痢
・腹痛
・発疹
これらの副作用を抑えるために当院では下記のような服用方法をご案内しております。
・空腹状態で服用しない
・多めの水(200ml以上)で服用してください
・日焼けを避ける
これらのポイントを意識することで副作用を抑えることができます。ビブラマイシンは妊婦・授乳婦の方は服用できません。 胎児の骨や歯に悪影響を与える可能性があるためです。
シタフロキサシン
当院ではシタフロキサシンを第二選択薬として、処方しております。
・ビブラマイシンを服用したが陰転しない
・ビブラマイシンの副作用が強く服用できない
上記のような場合に処方することがございます。シタフロキサシンは他のキノロン系薬剤に比べて抗菌力が強く、ウレアプラズマに対しても効果が期待できます。
アジスロマイシン(マクロライド系)と比べて耐性菌の割合も少なく、場合によってはビブラマイシンと同時に服用することもございます。
服用を忘れてしまった場合
シタフロキサシンを飲み忘れた場合は、1日以内であれば、気づいた時点で服用し、2回分を一度に服用しないでください。翌日の服用タイミングが近い場合は、そのまま飲み忘れて、翌日の服用時間に1回分を服用します。2日分以上を服用し忘れた場合は一から服用をはじめます。
シタフロキサシン服用の副作用
シタフロキサシンは高い抗菌力を持つため、その反動として副作用が出ることがあります。以下のような副作用が出る場合があります。
・下痢、軟便
・吐き気、胃のムカムカ
またシタフロキサシン(ニューキロン系)には、他の抗生物質にはない注意点があります。
・日焼けしやすくなる
・痛み止めとの飲み合わせ禁止
薬の成分で紫外線に反応し、火傷のような症状を起こす場合があります。「海や日焼けサロン、屋外スポーツ」は避けてください。通勤・通学程度なら支障はございませんが、できる限り日焼け止めや素肌を出さない服装を心がけましょう。
頭痛や生理痛でよく使われるロキソニン(ロキソプロフェン)などの痛み止めは、まれに痙攣を起こしやすくすることがあると指摘されています。
そのため、痛み止めを併用したい場合は、飲み合わせの影響がないカロナール(アセトアミノフェン)を選ぶのがおすすめです。
治療後ウレアプラズマの症状が治るまで
前述の通りウレアプラズマは一度の治療で完治しないケースが多い感染症です。クラミジア同様無症状で感染してるケースもあるため、症状の緩和まで個人差がありますが、あくまで一例としてご紹介いたします。ウレアプラズマは数日かけて徐々に症状が改善していきます。
治療開始から1日~3日目
淋病のようにすぐに治療の効果は感じられません。症状の変化がないため、治療できているか不安になる方も多いですが、薬は体内で菌の増殖を止めている状態なので服用を続けてください。
治療開始から4日~1週間
徐々に症状が緩和していきます。一般的に痛みや違和感が半減するといわれております。膿がでている方は色が薄くなり、量も減少していきます。症状が改善しても決められた服用を必ず継続してください。
ここまでで症状が消えない方は服用を2週間に延長することがございます。
治療開始から1週間〜2週間
なんとなく違和感が残ってしまう方は一定数いらっしゃいます。ウレアプラズマの原因となっている多くの菌は死滅しております。しかし、粘膜の傷や炎症はすぐに治らないため、粘膜の修復を待ちましょう。
ウレアプラズマの治療が失敗している場合
ビブラマイシンやシタフロキサシンを服用しても、尿道炎や子宮頸管炎のような症状が残っている場合は完治していない可能性が高いです。
ただ、ウレアプラズマ・パルバムが陽性の場合は、別の一般細菌が原因で膣炎を起こしていることも多く(細菌性膣症)、フラジール(メトロニダゾール)を服用することで症状が落ち着く場合がございます。ウレアプラズマ・パルバムも症状を引き起こすことがありますが、割合としてはウレアリチカムの方が多いためです。
ウレアプラズマが治ったと判断するまで
性病は基本的に治療後の治癒確認(治ったかどうか判断する)検査で菌が検出されなければ完治と判断いたします。マイコプラズマの症状が治ったからといって完治したとは断言できません。
必ず治癒確認検査で陰性と分かってから性行為を再開してください。
治療薬を飲み終わってから3週間後に再検査
当院ではウレアプラズマの治療薬を飲み切ってから3週間後に治癒確認検査を推奨しております。当院で採用しているウレアプラズマの検査は遺伝子検査で精度が高いため、2週間空けた状態で再検査をしてしまうと死菌を検出してしまうケースがあります。
そのため、治療完了から十分な期間を経てからの治癒確認検査をご案内しております。
ペアライフクリニックは予約不要で
ご来院いただけます

「感染行為を行いすぐにでも検査を受けたい方」
「先の予定がたてにくく予約を取ることが難しい方」
「予約を取ることがめんどくさい方」
など性感染症は誰にも感染するリスクがあるのにも関わらず受診しずらい感染症だからこそ予約不要で手軽にご来院いただける体制を整えています。
検査を受けたその日に検査結果がわかり、陽性だった場合には当日に治療を開始することができます。また、性感染症・感染症学会に所属している医師が常駐しております。ご不安なことがありましたらお気軽にご相談くださいませ。
ウレアプラズマ よくあるご質問
A.
当院は完全自由診療のため全て自費診療となります。また、ウレアプラズマの検査自体が2012年から始まったばかりで、日本では保険診療の対象外となっています。
A.
感染している可能性が高いです。放置せずにウレアプラズマの検査を受けましょう。同時に他の性病に感染している可能性もあります。医師と相談して他の性病の検査も同時に受けましょう。検査結果に応じて、必要な治療を受けてください。
A.
はい。適切な治療を行うことで完治することができます。
A.
一般的な予防法と同じく、コンドームの着用は不特定多数との性行為を控えるなどで予防することができます。
A.
どちらとも言えません。まだまだわからないことが多くある感染症です。


