男性のHPV(ヒトパピローマウイルス)検査
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- HPV(低リスク)
- 6,980
- 男性HPV(中・高リスク)
- 19,800
- HPV(全型番)
- 24,800
- 4価(ガーダシル)1回分
- 19,800
- 9価(シルガード)1回分
- 29,800
HPVは200種類以上あり、性行為を経験した方の多くは一度は感染したことがあると言われています。しかし、すべての型が人体に悪影響を及ぼすわけではありません。
多くの場合は自然に排除されますが、HPV6型・11型(低リスク型)に感染すると尖圭コンジローマを発症する可能性があります。
また、HPV16型・18型などの高リスク型に感染すると、陰茎がん・中咽頭がん・肛門がんなどに進行する可能性があります。
当院ではHPV検査を実施しており、病変ぬぐいにより検査を行います。検査結果は3日〜2週間ほどでお知らせいたします。
目次

男性のHPV検査法と費用

男性のHPV検査は、病変部を綿棒でぬぐって検体を採取し、感染の有無やウイルスの型を調べます。
当院では、HPV(低リスク)、HPV(中・高リスク)、HPV(全型番)の検査に対応しています。
また、咽頭(のど)の検査も可能ですので、希望される方はスタッフまでお申し出ください。
HPV低リスク(尖圭コンジローマ)の検査
HPVの低リスク型である「6型」と「11型」は、尖圭コンジローマを引き起こす原因ウイルスです。そのため、尖圭コンジローマへの感染が疑われる場合に、HPV低リスク型の検査を行います。
HPV中・高リスク(子宮頸がん)の検査
HPV中・高リスク型は、咽頭がん・陰茎がん・肛門がんなどを引き起こす可能性があります。代表的な型はHPV16型と18型で、特に発がん性が高いとされています。検査は、低リスク型と同様に病変部をぬぐい取って行います。
HPV全型番の検査
HPV(全型番)検査は、HPVの低リスク型から高リスク型まで幅広く調べることができる検査です。どの型に感染しているかを正確に把握したい方や、がんのリスクをより詳しく知りたい方に選ばれることが多い検査です。
男性のHPV感染で見られる症状とリスク

男性がHPV6型・11型(低リスク型)に感染すると、尖圭コンジローマと呼ばれます。症状は、性器周辺に鶏冠状やカリフラワー状のいぼが現れることがあります。しかし、痛みはほとんどないため、肛門周辺に症状が出ても感染に気づかない場合があります。
一方で、HPV16型・18型などの高リスク型に感染すると、肛門周囲の違和感やしこり、排便時の出血、のどの痛みや出血などの症状が現れ、最終的に陰茎がん・肛門がん・咽頭がんに進行する可能性があります。ただし、感染初期の段階では無症状のことが多いため、注意が必要です。
尖圭コンジローマの再発について
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発症する性感染症で、再発しやすいことが特徴です。いぼが治療によって取り除かれても、ウイルスそのものが体内に残っている場合があります。
そのため、治療後も数か月以内に約30%の方が再発すると言われています。再発のきっかけは、疲労やストレス、睡眠不足、他の病気などによって免疫力が低下したときに起こりやすいとされています。再発を防ぐためには、治療後も生活習慣を整えて免疫力を維持することが重要です。
また、医師の指示に従って定期的な診察や経過観察を受けることで、再発があった場合にも早期に対応することが可能になります。
※症例には性器の撮影が含まれております。18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
尖圭コンジローマの症例→男性がHPVに感染する
主な感染経路
HPVは主に性行為を通じて感染することが多く、性行為の経験がある方の多くは一度は感染すると言われています。感染自体は珍しいものではなく、多くの場合は自覚症状のないまま自然に体から排除されます。しかし、一部の型は尖圭コンジローマや子宮頸がん、陰茎がん、肛門がん、中咽頭がんといった疾患の原因となるため注意が必要です。
性行為のたびに検査を受けるのは現実的に難しいため、効率的な予防策としてHPVワクチンの接種が推奨されます。HPVワクチンは複数の型に対して予防効果を持ち、特に発がんリスクの高いHPV16型や18型、尖圭コンジローマの原因となるHPV6型や11型などを予防することができます。
男性がHPVに
感染しないための予防法
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性行為などで皮膚や粘膜が触れることで感染するウイルスです。感染を防ぐためには、コンドームの使用やHPVワクチンの接種が有効です。さらに、不特定多数の人との性行為を避け、特定のパートナーと関係を築くことで、感染のリスクをより低く抑えることができます。
コンドームを使用する
コンドームは、最も手軽に行える性感染症の予防方法です。しかし、性感染症は皮膚や粘膜が触れることで感染するため、コンドームで覆われていない部分が接触すると感染する可能性があります。
ワクチンの接種
HPVワクチンを接種することで予防することができます。HPVワクチンには2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)、9価(シルガード)があります。当院では、4価(ガーダシル)と9価(シルガード)のワクチン接種が可能です。
不特定多数の人との性行為を避ける
HPV6型・11型が原因で発症する尖圭コンジローマは、感染から2〜3ヶ月後に症状が現れることが多く、感染のタイミングを特定するのが難しい性感染症です。
そのため、気づかないうちに感染していたり、他の人に感染させてしまったりする可能性があります。特定のパートナーとのみ性行為を行うことで、HPV感染のリスクを抑えることができます。
男性のHPV(ヒトパピローマウイルス)検査 よくあるご質問
A.
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、200種類以上の型があるウイルスです。性行為の経験がある方の多くは、一度は感染したことがあると言われています。
A.
はい、受けられます。男性のHPV検査は、病変部を綿棒でぬぐって検体を採取し、感染の有無やウイルスの型を調べます。
A.
HPVは性行為全般(膣性交・アナルセックス・オーラルセックスなど)で感染する可能性があります。皮膚や粘膜が触れることで感染するため、コンドームを使用していても完全に防ぐことはできません。