ファムビル(PIT)|単純ヘルペス治療薬
ヘルペス予防薬|ファムビルとは

ファムビル(一般名:ファムシクロビル)は、単純ヘルペスウイルスの活動を抑える抗ウイルス薬です。飲み薬として処方され、ヘルペスの症状をやわらげたり、再発の期間を短くしたりする効果があります。
ヘルペスは再発を繰り返すため、当院でも「バラシクロビル」の処方により一度は症状が落ち着いたが再発してしまいご来院いただく方も多くいらっしゃいます。
ペアライフクリニックでは、再発型の単純ヘルペスに対して、効果的かつ実用的な治療法として「PIT(患者即時治療)」を取り入れています。
目次
PIT療法とは
「Patient Initiated Therapy(患者主導型治療)」の略で、内服することでヘルペスの再発を抑えることができます。患部の違和感、灼熱感、痛み、痒みなど初期症状で怪しいなと思った際に、患者さん自身の判断で、あらかじめ処方されていた抗ヘルペスウイルス薬をすぐに服用する治療法です。
このPIT療法は、欧米では再発性単純疱疹に対する標準的な治療法として広く用いられています。ペアライフクリニックでは、年に複数回再発を繰り返す方や、発症のサインを自覚できる方に対して、このPIT療法を積極的にご提案しています。再発の早期対応により症状を最小限に抑えることができ、患者さまの日常生活への影響を大きく減らすことが期待できます。
ファムビルの服用方法
患部の違和感、灼熱感、痛み、かゆみなど初期症状が発現したら、すぐ(6時間以内)にファムビル錠250㎎を4錠、まとめて服用します。その後、1回目服用から12時間後(許容範囲として6〜18時間後)に、再度ファムビル錠250mgを4錠(合計1000mg)まとめて服用し、2回で治療が完了します。
初期症状発見から6時間経過後に服用を開始した患者様における有効なデータはございません。そのため旅行など長期間滞在する場合などは万が一のことに備えて常備しておくことをお勧めいたします。
また、合計2回服用する必要があります。1回目の服用後にアラームなどを設定することで飲み忘れを防ぐことができます。
ファムビル服用をおすすめの方
ファムビルは、単純疱疹(口唇ヘルペスや性器ヘルペスなど)と帯状疱疹の治療に用いられる抗ヘルペスウイルス薬です。ウイルスが増殖している発病初期に近いほど効果が期待できるため、早期の投与開始が望ましいとされています。
- ヘルペスの再発を繰り返す方
- 再発の初期症状を判断できる方
- 発症時に医療機関への受診が難しい方
ヘルペスは早期に対処することがとても大切です。一度感染してしまうと繰り返すためファムビルを上手に活用することで日常生活を妨げることなく生活することができます。
ヘルペス予防薬|ファムビルの料金
- ファムビル
- 6,980
- バラシクロビル
- 4,980
- ヘルペス視診
- 3,980
現在、ペアライフクリニックでは「アメナリーフ」の取り扱いは行なっておりません。「バラシクロビル」「ファムビル」以外の処方をご希望の方は取り扱いのある病院へご紹介させていただきます。
ヘルペス予防薬|ファムビルについて よくあるご質問
A.
ファムビルは、ヘルペスウイルスの増殖を抑える薬です。具体的には、単純疱疹(口唇ヘルペスや性器ヘルペスなど)と帯状疱疹の治療に用いられます。
A.
ァムビルは、主にヘルペスの再発を繰り返す方に推奨されます特に、年間概ね3回以上再発を繰り返す方がPIT(Patient Initiated Therapy:患者申告による治療)療法の対象となります
A.
再発性の単純疱疹に対するPIT療法では、初期症状が生じた後6時間以内に1回目を服用し、その12時間後(許容範囲は6〜18時間後)に2回目を服用することで、治療が完了します。
A.
A.
ファムビルは年3回以上ヘルペス再発者向けのPIT療法に用いられますが、バルトレックスはPITには用いられず、年6回以上再発する性器ヘルペスの抑制や水痘治療に利用されます。