淋病の検査と治療

当院は、高精度の機器(PCR法)で淋菌の検査を最短90分で結果をお伝えすることができます。また、陽性の場合、耐性菌に配慮した治癒効果の高い治療をご案内いたします。
また、淋病と重複感染している可能性のある性病もまとめて検査をすることが可能です。性感染症学会・感染症学会に所属している医師が常駐おりますので淋病の検査や治療にご不明点がありましたらお気軽にお申し付けくださいませ。
目次
淋病の検査方法と検査時期
当院では「リアルタイムPCR法」で淋菌検査を行います。病原菌となる遺伝子を増幅して調べる検査で最短90分で結果をお伝えすることができます。そのため、感染機会からすぐに検査をすることができます。
当院では、簡易なイムノクロマト法による抗原検査は行なっておりません。抗原検査は感染部位から採取した菌を試薬によって抽出するもので、菌量が少ない場合やしっかりと採取できていない場合、偽陰性となってしまう場合があります。
淋病は早期発見がとても大切な性病です。重症化させず、すぐに治療を開始できるよう感染初期でも淋菌を検査できるPCR法による検査を推奨しております。
淋病の検査方法
一般的に淋病の検査は抗原検査と遺伝子検査の2種類があります。抗原検査は精度が低いため当院では遺伝子検査のみを取り扱っています。
項目 | 抗原検査 | 遺伝子検査(PCR検査) |
---|---|---|
検出対象 | 淋菌の抗原(タンパク質) | 淋菌の遺伝子(DNA/RNA) |
感度・精度 | 低い | 非常に高い |
検査結果がでるまで | 比較的早い(数十分〜当日) | 数時間〜数日 |
主な使用用途 | 簡易検査・スクリーニング | 正確な診断を要する場合 |
特徴 | 偽陰性のリスクあり | 無症状でも検出可能で再現性が高い |
当院の淋病の検査方法について

当院の淋病検査は、「尿」「膣ぬぐい」「うがい液」「肛門ぬぐい」によるもので簡単に検査ができます。院内の採取用トイレにてご自身で採取していただくため、デリケートゾーンを医師含め他人に見せることはありませんのでご安心ください。
淋病は、クラミジアやマイコプラズマなどの性病に重複感染している場合がございます。
同じ検体で複数の項目を検査することができますので、ご不安な方はまとめて性病検査することをおすすめします。
採取方法は院内のトイレに記載しております、採取方法に関してご不明点がありましたらお気軽にスタッフまでお申し付けください。
淋病検査の注意事項
男性の性器の検査をご希望の方は、来院の2時間前から排尿をお控えください。菌が検出されず正しく検査できない場合がございます。また、のどの検査をご希望の方はご来院前に歯磨きやマウスウォッシュを使用しないでください。
淋病検査の可能時期
淋病検査は感染機会から24時間以上の経過していないと正確な検査結果がでません。適切な検査結果、治療方法を選定するためにも感染機会から24時間経過したあとにご来院ください。
淋病検査の結果がでる時間
当院では淋病の検査結果を最短90分でお知らせできます。通知方法はSMS・メール・WEBの3つからお選びいただけますのでご自身のライフスタイルやご都合に合わせて、最適な方法をお選びください。検査で陽性が判明した場合、当日中に治療を受けることができるため早めの対処が可能です。
淋病検査にかかる費用
淋病の症状と似ている性感染症としてクラミジアがあります。症状は似ているが、病原体が違うため治療方法が異なります。淋病、クラミジアを感染拡大させないためにも複数項目検査できるプランを選ぶことを推奨します。
- 淋菌検査
- 3,980
- 淋菌・クラミジアチェック
- 6,980
- ベーシックチェック
- 9,800
- 男性器チェック
- 14,800
- 女性器チェック
- 19,800
淋病の治療方法について
検査結果が陽性であれば、すぐに淋病の治療を開始することができます。他院や検査キットの結果をもとに治療をすることも可能です。当院以外で淋病の検査をされた方は検査結果がわかるものを、ご来院時にご持参ください。
当院では、点滴(セフトリアキソン)による治療を第一選択としております。アレルギーなどで点滴による治療を行えない場合は、筋肉注射(スペクチノマイシン)による治療を行うこともできます。治療方法に関してご不安な点やご不明点がございましたら、当院の医師までご相談ください。
淋菌の耐性
淋病の治療には抗菌薬のペニシリンが使われていました。しかし、淋菌が少しずつ変化しペニシリンに対して耐性がつくようになりました。淋菌自体も治療に対して耐性がつくため、一度の治療で完治できない場合があります。
- 淋病治療
- 9,800
淋病の治癒確認検査
耐性がついている淋菌に感染している場合、適切な治療を行っても一度の治療では完治しない場合があります。淋病の治療後2週間以降に改めて淋菌の検査を行い陰性であれば完治とみなします。
感染を広げないためにも治癒確認検査は必ず行いましょう。
※完治している場合でも死菌(すでに治っているが死んでいる菌)が検出されてしまい陽性となる場合があります。
淋病の検査・治療 よくあるご質問
A.
「尿(男性器)」「膣ぬぐい(女性器)」「うがい液」「肛門ぬぐい」の検体を検査いたします。
A.
淋病の検査しましょう。パートナーが淋病に感染している場合、ピンポン感染している可能性が高いです。
A.
最短90分で検査結果をお伝えいたします。陽性であれば検査当日すぐに治療を開始することができます。
A.
男性の場合、精巣上体炎など体の奥に侵攻していき不妊の原因になる場合があります。女性の場合、骨盤内炎症性疾患などに発展する場合があります。淋病は基本的に自然治癒することはありませんので、すぐに治療を行いましょう。
A.
淋病の治療後、2週間以降に再度ご来院ください。陰性であれば完治とみなします。
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淋病の検査についてのまとめ
淋病は、日本国内で感染者が多い代表的な性感染症のひとつです。1度の性行為で淋病に感染する確率は30%と言われています。
淋病に感染しない、させないためにも正しくコンドームを使用することや不特定多数の人と性行為を避けるなど対策しましょう。また、定期的に淋病の検査を受けることで淋病の検査リスクを大幅に下げることができます。