シアリス(タダラフィル)の効果・副作用・飲み方について
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- 硝酸剤および一酸化窒素(NO)供与剤を使用している方
- sGC刺激剤(リオシグアト)を使用している方
- 心血管系障害がある方
- 重度の肝機能障害のある方
- シアリスの成分に対し、過去にアレルギー反応を起こしたことがある方
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シアリス(有効成分:タダラフィル)は、勃起不全(ED)の治療に用いられる経口薬です。シアリス(タダラフィル)の大きな特徴は、1回の服用で最大36時間にわたり効果が持続する点です。
この持続性により、性行為のタイミングを厳密に計る必要がなく、旅行や休日など自由な時間に使用しやすいED治療薬となっています。なお、シアリス(タダラフィル)は性的刺激があって初めて勃起を補助する薬であり、性欲自体を高める作用はありません。
また、服用にあたっては医師による診察が推奨され、既往症や併用薬によっては使用できない場合があります。
目次
シアリス(タダラフィル)の
効果について
シアリス(タダラフィル)は、厚生労働省の承認を受けたED治療薬で、有効成分としてタダラフィルを含みます。この成分は、性的刺激を受けた際に脳から陰茎へ送られる信号を促進し、陰茎の血管を拡張させて血流を増加させることで勃起を可能にします。
ただし、薬の作用はあくまで勃起を補助するものであり、性的興奮がない状態では効果は発現しません。
シアリス(タダラフィル)の
効果発現時間
シアリス(タダラフィル)は服用後、一般的に約60分で効果が現れ始め、最大効果は服用からおよそ3時間後に到達します。ただし、この時間には個人差があり、体質や代謝速度、さらには服用時の胃の状態によって変動します。
特に脂肪分の多い食事を直前に摂取すると、薬の吸収が遅れ、効果発現までの時間が延びる場合があります。そのため、より安定した効果を得るには、空腹時または軽食後の服用が望ましいとされています。
シアリス(タダラフィル)の
効果維持時間
シアリス(タダラフィル)は、服用後最大で約36時間にわたり効果が持続します。これはバイアグラ(シルデナフィル)やレビトラ(バルでナフィル)と比較しても圧倒的に長く、24時間以上効果が続くED治療薬は現時点でシアリス(タダラフィル)のみです。
この持続性により、服用後すぐに性行為を行う必要がなく、時間的な制約が大幅に緩和されます。そのため、あらかじめ厳密にタイミングを計らなくても、自然な流れで性行為に臨むことが可能となります。
シアリス(タダラフィル)の服用方法
シアリス(タダラフィル)は、通常性行為の約1時間前に水またはぬるま湯で服用します。他のED治療薬と比較して食事の影響を受けにくい特徴がありますが、高脂肪食を摂取すると薬の吸収が遅れ、効果の発現が遅くなる場合があります。服用は1日1回までとし、次の服用までには24時間以上間隔を空けてください。
服用時の注意点
以下の項目に該当する方は、安全性の観点からシアリス(タダラフィル)を服用することはできません。
上記の項目に該当する方がシアリス(タダラフィル)を服用すると、重篤な副作用や急激な血圧低下など、生命に関わる危険が生じる可能性があります。シアリス(タダラフィル)の服用を希望される場合は、必ず事前に医師へご相談ください。
シアリス(タダラフィル)の
副作用について
シアリス(タダラフィル)を服用すると、血管拡張作用や循環系への影響により、顔のほてり、頭痛、鼻づまり、消化不良などの軽度な副作用が現れる場合があります。また、まれに視覚のかすみや色の見え方の変化といった視覚症状が報告されています。
さらに、非常にまれではありますが、4時間以上勃起が持続する「持続勃起症(プリアピズム)」が発生することがあり、放置すると陰茎の組織障害や機能障害を引き起こす恐れがあります。これらの症状が強く現れたり長く続く場合は、速やかに服用を中止し、当院までご連絡ください。
副作用を緩和させる方法
シアリス(タダラフィル)を服用後、副作用が一時的に現れることがあります。副作用を緩和させる方法として、空腹で服用する、体調不良や肝機能障害などの既往がある場合は、副作用が現れやすいです。服用前には医師に護し相談しましょう。また、副作用が現れた際には、水分を十分に摂取し、安静にすることが効果的です。
シアリス(タダラフィル)の
保険適用について
シアリス(タダラフィル)は、国内では原則として自費診療の対象となるED治療薬です。これは、日本の医療保険制度において、EDが「病気の治療」として正式に認定されていないためです。
しかし、不妊治療を目的としてED薬を処方される場合には、保険適用の対象となるケースがあります。服用や保険適用の可否は個々の症状や治療目的によって異なるため、シアリス(タダラフィル)の使用を検討する際には、必ず医師に相談して確認することが重要です。
シアリスの服用を
おすすめしたい方
シアリス(タダラフィル)は、効果の持続時間を重視する方に特におすすめです。服用後の効果は最大で約36時間持続し、バイアグラ(シルデナフィル)やレビトラ(バルデナフィル)の持続時間と比べても圧倒的に長いため、性行為のタイミングを厳密に計らなくても自然な勃起をサポートできます。
利用されるシーンとしては、旅行や休日など、時間に余裕を持って過ごしたい場面での使用が多く見られます。
低用量タダラフィルとの違い
シアリス(タダラフィル)には、大きく分けて「必要時服用」と「低用量連日服用」の2つの使用方法があります。通常のシアリス(タダラフィル)は、性行為の約1時間前に服用し、一時的に勃起を補助・維持することを目的とします。効果は最大36時間持続し、その間は性的刺激があれば自然な勃起が可能となります。
一方、低用量タダラフィルは、毎日一定量(通常は2.5mg)を継続的に服用する方法で、勃起機能の基盤を安定させ、「いつでも対応できる」という心理的な安心感を得られる点が特徴です。また、血中濃度が安定するため、必要時服用タイプに比べて副作用が出にくい傾向があります。
シアリス(タダラフィル)の効果・副作用・飲み方について よくあるご質問
A.
シアリス(タダラフィル)は厚生労働省承認のED治療薬で、有効成分タダラフィルを含みます。性的刺激を受けると陰茎の血管を拡張して血流を増加させ、勃起を補助します。ただし、性的興奮がなければ勃起は起こらず、性欲を高める薬ではありません。
A.
服用後、約60分で効果が現れ始め、最大効果は約3時間後に到達します。効果発現の速度には個人差があり、脂肪分の多い食事を直前に摂ると吸収が遅れる場合があります。
A.
服用後最大で約36時間持続します。バイアグラ(シルデナフィル)やレビトラ(バルデナフィル)と比べても長く、性行為のタイミングを厳密に計る必要がないため、旅行や休日など自由な時間に利用しやすい薬です。
A.
通常は性行為の約1時間前に水またはぬるま湯で服用します。服用は1日1回までで、次回服用まで24時間以上あけてください。高脂肪食と一緒の服用は効果発現を遅らせる可能性があります。
A.
顔のほてり、頭痛、鼻づまり、消化不良などの軽度副作用が出ることがあります。まれに視覚症状や4時間以上続く勃起(持続勃起症)が起こる場合があります。強い症状や長時間続く場合は速やかに服用を中止し、当院までご連絡してください。
A.
シアリス(タダラフィル)は原則自費診療ですが、不妊治療を目的として処方される場合は保険適用となるケースがあります。