<札幌市>性病の感染者数推移
- 性病検査・治療のペアライフ
- >
- 札幌院
- >
- 札幌院からのお知らせ
- >
- <札幌市>性病の感染者数推移
北海道感染症情報センターおよび札幌市の定点報告によると、札幌市における主要な性感染症(梅毒・クラミジア・淋菌・尖圭コンジローマ・性器ヘルペス)の報告数は、近年明らかな増加傾向を示しております。2016年に1,806件であった報告数は、2022年には2,500件を超え、2023年には過去最多の2,609件を記録、2025年においても2,207件と高水準で推移しております。特に梅毒の増加およびクラミジアの広がりが、全体の感染動向に大きく影響していると考えられます。
このような状況を踏まえ、従来のコンドーム使用や定期的な検査に加え、新たな予防手段として「ドキシペップ(Doxy-PEP)」が注目されています。性交渉後72時間以内にドキシサイクリンを内服することで、梅毒やクラミジア、淋菌の感染リスク低減が期待されており、海外の臨床研究においても一定の有効性が示されています。
札幌市の梅毒の感染者推移
2016年の60件から緩やかな増加が続いていましたが、2021年から2022年にかけて約3.7倍と急激に増加し、2023年には過去最多の470件を記録しました。これは2016年と比較して最大7.83倍に相当し、極めて高い増加率となっています。2024年以降はやや減少傾向がみられるものの、依然として2021年以前の約3倍に近い高水準で推移しており、市中における感染拡大が強く懸念される状況です。
梅毒は無症状の期間を経て進行することがあり、放置した場合には神経や心血管系への影響など重篤な合併症を引き起こす可能性があります。また、感染力も高く、気づかないうちに他者へ感染を広げてしまうリスクがあります。
札幌市のクラミジアの感染者数推移
札幌市の定点報告によると、クラミジア・トラコマチス感染症の報告数は、2016年以降一貫して年間1,000件を超える高水準で推移しており、持続的な流行が確認されています。2019年には1,303件と最多を記録し、その後も大きな減少は認められず、2025年においても1,054件が報告されています。
梅毒のような急激な増減とは異なり、クラミジアは長期間にわたり一定規模で広がり続ける点が特徴です。この背景には、自覚症状に乏しいケースが多く、感染に気づかないまま他者へ伝播してしまう「無症候性の拡散」が関与していると考えられます。
札幌市の淋菌の感染者数推移
札幌市における淋菌感染症の報告数は、長期的には増減を繰り返しつつ、直近では緩やかな減少傾向が確認できます。2016年の253件から増加し、2022年には391件と最多を記録しましたが、その後は2023年346件、2024年316件と推移し、2025年には264件まで減少しています。
数値上はピークアウトしたように見受けられますが、淋菌は薬剤耐性を獲得しやすい特性を有しており、治療の遅れや不適切な抗菌薬使用により難治化するリスクがあります。また、無症状で経過する場合もあり、気づかないまま感染が持続・拡大する可能性も否定できません。重症化や不妊症の原因となることもあるため、引き続き適切な検査と早期治療の徹底が重要です。
札幌市の性器ヘルペスの感染者数推移
札幌市における性器ヘルペスの報告数は、長期的には増減を繰り返しながらも、近年は明らかな増加傾向が確認できております。2020年には274件まで減少しましたが、2021年以降は増加に転じ、2024年には過去最多の422件を記録しました。2025年においても358件と高水準で推移しており、引き続き注意が必要な状況です。
性器ヘルペスは初感染後、ウイルスが体内に潜伏し、免疫状態の変化などを契機に再発を繰り返す特徴のが特徴です。再発を繰り返す方は、ファムビルを常備することが有効です。ファムビルは、初期症状を自覚し6時間以内に1000mg服用後、12時間後に再度1000mg服用することで症状を抑えることができます。
札幌市の尖圭コンジローマの
感染者数推移
札幌市における尖圭コンジローマの報告数は、2016年の92件から2025年には209件へと、約2倍以上に増加しています。2018年に146件で一度ピークを迎えた後、2021年には97件まで減少しましたが、2022年以降は再び増加に転じ、2023年には193件と急増しました。2024年は182件とやや減少したものの、2025年には再び増加し過去最多を更新しています。これらの推移から、札幌市内では2022年以降、感染拡大傾向が継続しております。
ペアライフクリニック札幌院の
検査数に対する陽性率
札幌院の検査数と治療数
| 検査数 | 治療数 | |
|---|---|---|
| 梅毒 | 3,444件 | 72件 |
| クラミジア | 5,003件 | 754件 |
| 淋菌 | 4,667件 | 283件 |
| マイコプラズマ | 1,038件 | 70件 |
| トリコモナス | 857件 | 53件 |
札幌院の検査数に対する陽性者率

ペアライフクリニック札幌院における2025年の性感染症検査結果をもとに、主要5疾患の陽性率を示したものです。中でもクラミジアは15.07%と突出した結果となりました。
一方、マイコプラズマ(6.74%)、トリコモナス(6.18%)、淋菌(6.06%)も6%台で推移しており、複数の性感染症が一定割合で広がっている状況が確認されます。梅毒は2.15%と比較的低値ではあるものの、陽性例は一定数存在しており、決して軽視できません。
これらの結果から、札幌市内においては特定の疾患に限らず、広範な性感染症リスクが存在しており、定期的な検査と早期治療の重要性が改めて示されたといえます。





