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性病は治るのか?各性病の治癒期間と治らない性病について|完治させるためのポイント
性感染症は、基本的に自然治癒することはありません。症状が治まったとしても病原菌は感染部位に潜伏しております。症状が出ていない状態でも何らかの性感染症に感染している場合、大切なパートナーにうつしてしまう可能性があります。
「症状が治まったから大丈夫」
「リスク行為があったけど症状が出ていないから大丈夫」
「みんな検査してないし、俺は性病とは無縁だ」
などと思わずに少しでも、違和感や症状が出た場合はすぐに検査しましょう。
ほとんどの性病は正しい治療で完治することができます。
今回は、「治療すれば完治する性病」「完全に完治することができない性病」に分けて解説いたします。
治療することで
ほとんどの方が完治する性病
性病の治療方法は、「飲み薬」「膣錠」「点滴」「筋肉注射」「塗り薬」など様々です。また、性病は耐性がついている場合があるため、稀に一度の治療で完治しない場合があります。
下記の性病はほとんどの方が治療により完治することができます。
よく耳にする性病は基本的に正しい治療を行うことで、完治することができます。当院は陰性確認を行うまでが完治だと考えております。
決められた治療を完了したから完治したと思うのではなく、決められた治療を行いその後、改めて検査を行い陰性であれば完治したと思うようにしましょう。
完全に完治することができない性病
完全に治すことが難しい性病もあります。しかし、適切な治療を行えば症状はしっかりと抑えることができます。下記の性病は完治が難しいといわれております。
HIVに感染した場合も、HIVを体内から完全に排除することはできません。しかし、治療薬の開発が進み、以前のような不治の病ではなく治療を受ければ体内で増殖するのを防ぎ、通常通り生活を送ることができるようになっております。
性器ヘルペスや尖圭コンジローマに関しては治療により、症状を抑えることができます。ただ、全てのウイルスを無くすことは難しく、一度感染してしまうと再発する恐れがあります。
性病は耐性はできないため、
繰り返し感染する感染症
性病は耐性ができないので、一度完治しても感染者と性行為をしてしまうと繰り返し感染します。そのため、性病に感染した際は感染リスクのあるパートナーに必ず報告しましょう。
性病は性行為した経験がある方は、誰もが感染する可能性がある病気です。センシティブな感染症ではありますが、「性病=悪」と印象を持つ必要はありません。
「自然治癒した」は嘘?
排尿痛などの症状が出たが、放置していたら自然治癒した。というような話を聞いたことがある方はいるのではないでしょうか。前述の通り、自然治癒することはありません。
その場合、下記のような可能性が考えられます。
・そもそも性病に感染していなかった。
・正しい検査をせずに偽陰性となっている。
・風邪やその他の病気の抗生物質がたまたま効いた。
性病検査をし、陽性だった場合は必ず医療機関で適切な治療を受けましょう。