効果・仕組み・副作用・避妊成功率 レボノルゲストレル錠について
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レボノルゲストレル錠は、日本で唯一承認されているアフターピルです。性行為中にコンドームの破損や避妊具のし忘れなどの場合に、妊娠を防ぐ最終の手段として使用される内服薬です。
レボノルゲストレル錠は、性行為から72時間以内に服用することで80%以上の確率で妊娠を防ぐ効果があるとされています。しかし、服用が早ければ早いほど効果は高く、24時間以内であれば約95%の高い避妊効果が期待できます。また、他のアフターピルうより比較的症状が軽いため初めてアフターピルを服用を考えている方におすすすめです。
さらに、レボノルゲストレル錠は保険適用の対象外なので保険証を不要で処方することが可能です。望まない妊娠をしないための不安がある方は、ご相談ください。
目次
レボノルゲストレル錠とは
レボノルゲストレル錠は、日本で最も一般的な緊急避妊薬で、避妊失敗または避妊なしの性行為後72時間以内に服用します。主成分は黄体ホルモンで、先発品ノルレボとジェネリックがあり、WHO必須医薬品にも指定されています。
レボノルゲストレル錠の効果
レボノルゲストレル錠は、性行為後72時間(3日)以内に服用することで、およそ80%以上の避妊効果が期待できます。しかし、服用が早ければ早いほど避妊成功率は高くなり、性行為から24時間以内に服用することで、約95%の高い避妊効果が期待できると報告されています。
レボノルゲストレル錠は、排卵を一時的に遅らせる作用があるため、排卵前に服用することが重要です。そのため、服用が遅れると、排卵と受精のタイミングに影響が出る可能性があり、避妊効果が下がってしまうおそれがあります。
また、服用が早いほど副作用のリスクも比較的軽くなる傾向があるため、身体への負担を最小限に抑えるという意味でも、できるだけ早くの服用が推奨されます。
| 服用するタイミング | 妊娠阻止の 成功率(目安) |
|---|---|
| 24時間以内 | 約95%~98% |
| 48時間以内 | 約85%~90% |
| 72時間以内(最大効果) | 約80~85% |
| それ以降 | 効果が大きく下がる (推奨されない) |
レボノルゲストレル錠の仕組み

レボノルゲストレルは女性ホルモンの1種である「黄体ホルモン」のことをです。服用するタイミングによって作用する働きが変わります。
排卵前にレボノルゲストレル錠を服用することで、排卵が抑制されます。その結果、精子が子宮内に存在していても受精が起こらず、妊娠に至る可能性が低下します。排卵後にレボノルゲストレル錠を服用することで、子宮内膜の増殖が抑制され、着床に適した十分な厚みが形成されにくくなります。
その結果、仮に受精が成立していても、受精卵が着床しにくくなり、妊娠を防ぐことができます。
レボノルゲストレルの
正しい不要方法
レボノルゲストレル錠は、性行為後72時間以内に1錠を水で服用するのが正しい服用方法です。お茶やジュースなど、水以外の飲み物で服用してしまうと、薬がしっかり吸収されず、避妊効果が下がる可能性があります。確実に効果を得るためにも、必ずコップ一杯の水で服用しましょう。
また、レボノルゲストレル錠は、基本的にBMIが30未満の方を対象としたアフターピルです。BMIが30以上の方の場合、体内での薬の吸収が不十分になり、十分な避妊効果が得られにくくなる可能性があります。
そのため、BMIが30以上の方には、別の有効成分である「ウリプリスタール酢酸エステル」を含むアフターピル(エラワン/エラ)の服用が推奨されます。
72時間を経過した場合
レボノルゲストレル錠は性行為から72時間以内の服用で高い避妊効果を発揮しますが、72時間を過ぎると効果が大きく低下します。そのような場合、当院では性行為後120時間以内に服用できる緊急避妊薬「エラ」を処方しております。
アフターピル|エラについて→レボノルゲストレル錠を服用前の注意点
レボノルゲストレル錠には服用前に注意すべき点があります。安全に使用するために、事前に確認しておきたいポイントをまとめました。レボノルゲストレル錠を服用することで重度の服用を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
副作用の可能性
レボノルゲストレル錠の服用後24時間以内に、「頭痛」「吐き気」「眠気」などの副作用が現れることがありますが、多くは24時間以降に自然に治まります。また、生理に似た「消退出血」が起こることがありますが、これは薬が作用したサインとされています。
服用ができない方の特徴
レボノルゲストレル錠は一般的に安全に使用可能ですが、重度の肝機能障害や重篤な消化管疾患を有する患者では薬剤代謝や吸収不良により十分な効果が得られない場合があります。また、過去にレボノルゲストレルでアレルギー反応を起こした既往がある患者への投与は禁忌です。服用の可否は必ず医師に相談しましょう。
服用後の嘔吐について
レボノルゲストレル錠服用後、2時間以内に嘔吐した場合は薬剤の吸収が不十分となり、十分な避妊効果が得られない可能性があります。その場合は医師の指示に従い、再度服用する必要があります。必要に応じて、吐き気止めの併用も考慮されます。服用後の体調に変化がある場合は、速やかに当院までご連絡ください。
規定量以上の服用しない
レボノルゲストレルは1錠で効果があります。自己判断で追加服用すると吐き気や出血の危険があるため避け、服用後2時間以内に嘔吐した場合のみ医師の指示に従ってください。
避妊率は100%ではない
レボノルゲストレル錠を服用しても100%避妊できるわけではなく、服用タイミングによって効果が低下することがあります。服用後は妊娠検査薬での確認をおすすめします。
レボノルゲストレル錠の
入手方法について
レボノルゲストレル錠は、日本においては医療機関でのみ購入・処方が認められているアフターピルです。これは、専門の医師による診察を経て適切な使用方法や注意点を確認したうえで処方されるため、自己判断での購入や市販薬としての販売は行われていません。
また、レボノルゲストレル錠は保険適用外の医薬品となるため、処方を受ける際に健康保険証を提示する必要はありません。
レボノルゲストレル錠がおすすめな方
レボノルゲストレル錠は、日本国内で最も多く処方されているアフターピルです。レボノルゲストレル錠は、性交後できるだけ早期に服用することで、高い避妊効果を発揮します。特に24時間以内の服用で90%以上の避妊率が報告されており、早期の服用が重要です。
また、レボノルゲストレル錠はエラワン(エラ)と比較して、ホルモン(黄体ホルモン)含有量が少なく、副作用のリスクが低いとされています。吐き気や倦怠感といった身体への影響を最小限に抑えたい方にも適しています。
さらに、レボノルゲストレル錠は日本国内で唯一、医薬品として正式に承認されているアフターピルであり、品質・効果・安全性が厚生労働省により認められています。そのため、安心して服用していただけます。
レボノルゲストレル錠の料金
当院では、診察料もすべて含めた料金となっており、追加費用はかかりません。料金は12,800円で、これ以上の金額が発生することはありませんので、どうぞご安心ください。
レボノルゲストレル錠について よくあるご質問
A.
性行為から72時間以内に服用することで妊娠リスクを大幅に下げます。
A.
医療機関でのみ購入が可能です。
A.
保険対象外となります。そのため、保険証不要で購入することが可能です。当院では患者様のプライバシーを大切にしており、院内は一方通行の導線設計となっているため、他の患者様と顔を合わせることはありません。また、匿名での処方も可能ですので、「誰にも知られたくない」「少し不安」という方も安心してご来院いただけます。
A.
あります。主な症状として吐き気、頭痛、不正出血、倦怠感などの症状が現れます。
A.
服用後の生理には個人差がありますが、通常は数日〜1週間程度で生理がくることが多いです。ただし、体調やホルモンバランスによっては少し早まったり、遅れることもあります。
A.
レボノルゲストレル錠を日常的に服用することはおすすめできません。繰り返し使うことで、体への負担が大きくなったり、ホルモンバランスが乱れる可能性があります。もしアフターピルを何度も使うような状況が続く場合は、毎日服用する低用量ピルへの切り替えを検討しましょう。
A.
アルコールの摂取(飲酒)を控えましょう。
レボノルゲストレルとアルコールの飲み合わせは悪く、吐き気を誘発することがあります。
レボノルゲストレル錠のまとめ
レボノルゲストレル錠は、日本で唯一承認されているアフターピルで、性行為後72時間以内に服用することで妊娠を防ぐ緊急避妊薬です。服用は1錠で効果があり、早ければ早いほど避妊率が高く、24時間以内なら約95%の効果が期待できます。副作用は比較的軽く、自己判断での追加服用は避ける必要があります。服用後は妊娠検査薬での確認をおすすめします。
