Trichomonas トリコモナスの検査と治療

当院は、高精度の機器(PCR法)でトリコモナスの検査結果をお伝えすることができます。また、陽性の場合、すぐに治癒効果の高い治療をご案内いたします。
また、トリコモナスと重複感染している可能性のある性病もまとめて検査をすることが可能です。性感染症学会・感染症学会に所属している医師が常駐おりますのでトリコモナスの検査や治療にご不明点がありましたらお気軽にお申し付けくださいませ。
目次
トリコモナスの検査方法について
当院では「リアルタイムPCR法」でトリコモナスの検査を行います。遺伝子を増幅して調べる検査で高精度の検査結果をお伝えすることができます。そのため、感染機会からすぐに検査をすることができます。
トリコモナスの検査方法は大きく3種類あります。
トリコモナス検査方法①顕微鏡検査
採取した膣分泌物や尿のサンプルをスライドガラスにのせ、顕微鏡でトリコモナス原虫を直接観察します。トリコモナスは活発に動く特徴があり、生きた原虫が確認できれば陽性と判断されます。ただし、原虫の数が少ないと見逃される可能性があります。
トリコモナス検査方法②培養検査
採取した検体を培養液に入れて数日間(2~5日)培養し、トリコモナス原虫が増殖するかを確認します。原虫が増殖すれば陽性と判定されます。培養するため、検査結果が出るまで時間がかかります。
トリコモナス検査方法③PCR法
トリコモナス原虫のDNAを増幅し、特異的な遺伝子配列を検出する方法です。尿や膣分泌物の検体から原虫の遺伝子を分析し高感度で検出します。
トリコモナスの検査が可能な時間と結果がわかる時期
トリコモナスは主に性行為により感染する性感染症です。性行為を感染機会とすると行為があった24時間経過後から検査することができます。当院ではPCR法のみで検査を行っています。検査結果は2日~3日ほどかかります。
当院のトリコモナスの
検査方法について

当院のトリコモナス検査は全て高精度のPCR法による検査で行っております。
「尿」「膣ぬぐい」「肛門ぬぐい」によるもので簡単に採取ができます。院内の採取用トイレにてご自身で採取していただくため、デリケートゾーンを医師含め他人に見せることはありませんのでご安心ください。
トリコモナスは、無症状で感染している場合がございます。同じ検体で複数の項目を検査することができますので、ご不安な方はまとめて性病検査することをおすすめします。
採取方法は院内のトイレに記載しております、採取方法に関してご不明点がありましたらお気軽にスタッフまでお申し付けください。
トリコモナスの検査にかかる費用
- トリコモナス検査
- 6,980
- 女性器チェック
- 19,800
- フルチェック
- 24,800
トリコモナスの治療方法について
検査結果が陽性であれば、すぐにトリコモナスの治療を開始することができます。他院や検査キットの結果をもとに治療をすることも可能です。当院以外でトリコモナスの検査をされた方は検査結果がわかるものを、ご来院時にご持参ください。
当院では、フラジール内服錠による治療を第一選択としております。
1回2錠 1日2回の朝夕 7日間(経口)の服用方法で治療を行います。症状が治まった場合でも医師の指示に従い、自己判断で中断することはしないでください。治療方法に関してご不安な点やご不明点がございましたら、当院の医師までご相談ください。
トリコモナスの治療にかかる費用
- トリコモナス治療
- 4,980
トリコモナスの耐性について
トリコモナス症の治療には、メトロニダゾール(フラジール)やチニダゾール(アトニゾール)などの抗原虫薬が一般的に使用されます。しかし、近年これらの薬に対する耐性を持つトリコモナス原虫が報告されており、治療が難しくなるケースもあります。
薬剤耐性とは、トリコモナス原虫が抗原虫薬に対して効果を示さなくなる現象です。通常、メトロニダゾールやチニダゾールはトリコモナス原虫のDNAを破壊し、死滅させますが、耐性株はこの薬の作用を回避することで治療に反応しなくなります。
トリコモナスの治癒確認検査
適切な治療を行っても一度の治療では完治しない場合があります。トリコモナスの治療後2週間以降に改めてトリコモナスの検査を行い陰性であれば完治とみなします。感染を広げないためにも治癒確認検査は必ず行いましょう。
※完治している場合でも死菌(すでに治っているが死んでいる菌)が検出されてしまい陽性となる場合があります。
ペアライフクリニックは予約不要で
ご来院いただけます

「感染行為を行いすぐにでも検査を受けたい方」
「先の予定がたてにくく予約を取ることが難しい方」、「予約を取ることがめんどくさい方」「性感染症に該当する症状を発症しているが誰にも相談できない方」など性感染症は誰にも感染するリスクがあるのにも関わらず受診しずらい感染症だからこそ予約不要で手軽にご来院いただける体制を整えています。
検査を受けたその日に検査結果がわかり、陽性だった場合には当日に治療を開始することができます。また、性感染症・感染症学会に所属している医師が常駐しております。ご不安なことがありましたらお気軽にご相談くださいませ。
トリコモナスの検査・治療 よくあるご質問
A.
「尿(男性器)」「膣ぬぐい(女性器)」「うがい液」「肛門ぬぐい」の検体を検査いたします。
A.
はい。トリコモナスは無症状で感染している場合が多く、感染していても気づかない場合があります。感染リスクのある行為やパートナーがトリコモナスに感染している場合は検査をしましょう。
A.
通常2〜3日間で精密検査の結果をお伝えいたします。陽性であれば検査当日すぐに治療を開始できます。
A.
トリコモナスの検査は6,980円〜可能です。セットで検査することでよりお得に性病検査することができます。
A.
内服薬による治療を行います。当院ではメトロニダゾールによる治療を第一選択としております。
A.
はい、あります。
考えられる感染経路として下着・タオルの使い回し、便器、浴槽もしくは母子感染の可能性があります。
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まとめ
トリコモナスの主な感染経路は性行為です。感染を防ぐためには、コンドームを正しく使うことや、不特定多数との性行為を避けることが大切です。
また、トリコモナスはお風呂や便座、タオルなどを介して間接的に感染するケースもあります。水回り清潔に保ち、タオルや下着の共有には注意しましょう。さらに最近では、治療薬が効きにくい「耐性菌」も報告されているため、今まで以上に予防が重要になっています。