マイコプラズマの検査と治療

当院では、尿・膣ぬぐい・うがい液などの簡単な自己採取にて、マイコプラズマの高精度PCR検査が可能です。
また、陽性の場合、マイコプラズマの耐性菌に配慮した治癒効果の高い治療をご案内いたします。
マイコプラズマは、「クラミジア」や「淋病」などのメジャーな性病ではないため、聞き馴染みがない方が多いかと思いますが、不妊症の原因となる可能性がある性病です。
性感染症学会・感染症学会に所属している医師が常駐おりますので、マイコプラズマの検査や治療にご不明点がありましたらお気軽にお申し付けくださいませ。
目次
マイコプラズマの検査方法について
当院では高精度の「PCR法」でマイコプラズマの検査を行います。病原菌となる遺伝子を増幅して調べる検査で感染初期でも感染の有無を調べることができます。感染機会からすぐに検査をすることができますので、感染リスクがある際は当院にてマイコプラズマの検査にいらしてください。
性器マイコプラズマに感染している場合、淋病やクラミジアと似たような尿道炎の症状が出ます。そのため、当院では淋菌・クラミジアと一緒にマイコプラズマの検査をすることをおすすめしております。
当院のマイコプラズマの検査方法について

当院のマイコプラズマ検査は、「尿」「膣ぬぐい」「うがい液」によるもので簡単に検査ができます。院内の採取用トイレにてご自身で採取していただくため、デリケートゾーンを医師含め他人に見せることはありませんのでご安心ください。
同じ検体で複数の項目を検査することができますので、ご不安な方はまとめて性病検査することをおすすめします。
採取方法は院内のトイレに記載しております、採取方法に関してご不明点がありましたらお気軽にスタッフまでお申し付けください。
- マイコプラズマ検査
- 6,980
- 男性器チェック
- 14,800
- 女性器チェック
- 19,800
- フルチェック
- 24,800
マイコプラズマの治療方法について
検査結果が陽性であれば、すぐにマイコプラズマの治療を開始することができます。他院や検査キットの結果をもとに治療をすることも可能です。当院以外でマイコプラズマの検査をされた方は検査結果がわかるものを、ご来院時にご持参ください。
当院では、シタフロキサシンによる内服治療を第一選択としております。一度の治療では完治できない場合がございます。治癒確認検査で陽性の反応が出た場合は、改めて治療方針をご説明いたします。治療方法に関してご不安な点やご不明点がございましたら、当院の医師までご相談ください。
シタフロキサシンとは
シタフロキサシンは、ニューキノロン系抗菌薬の一種で、細菌感染症の治療に使われる抗生物質です。幅広い細菌に効果があり、特に耐性菌にも強いのが特徴です。1日2回、朝夕、1週間服用することで治療を行います。
- シタフロキサシン
- 9,800
マイコプラズマの治療にかかる期間
マイコプラズマは7日間の飲み薬で治療を行います。性器のかゆみ、排尿時の痛み、性器からの分泌物などの症状が消滅して3週間以上経過した後に治癒検査を行います。検査結果が「陰性」であることを確認できた時点で、治療は完了となります。検査が陰性でも症状が続く場合には一般細菌の可能性があるため他の治療薬で治療する可能性もあります。
マイコプラズマの検査料金
マイコプラズマと似たような症状が出る性感染症には、クラミジアや淋病があります。これらは症状が似ているが、病原体と治療方法が異なるため万が一のためにも複数項目検査できるプランを推奨します。
- マイコプラズマ検査
- 6,980
- 男性器チェック
- 14,800
- 女性器チェック
- 19,800
- フルチェック
- 24,800
マイコプラズマの治療確認検査
マイコプラズマが治癒検査は、尿とうがい液、膣ぬぐいの検体を自分自身で採取して検査を専用トイレで行いますので誰かに見られる心配はありません。検査結果は最短90分で確認いただけます。
マイコプラズマに感染した際の注意点
マイコプラズマは自然に治りません
マイコプラズマは自然完治することはありません。軽い性器のかゆみや排尿時の痛みがなどの症状が軽い場合、放置する人が多いです。しかし放置すると男性の場合、精巣上体炎や前立腺炎の発症により尿道が狭くなり精子の通りが道に悪影響を与え、男性不妊につながる可能性があります。
また女性特有の症状のおりものの増加や異臭などを放置すると子宮頸管炎や卵管炎の進行する可能性があります。症状が進行することで卵管の炎症により閉塞し受精卵の通過が妨げられ、不妊の原因になることがあります。軽い症状でも軽視せず検査を受けましょう。
当院では、陽性がでた場合、その日に治療を行うことができます。
同時感染している可能性がある
マイコプラズマの症状は淋病とクラミジアと似ているためマイコプラズマが陽性だと診断された場合、淋病とクラミジアの検査を合わせて行うことを推奨します。
症状が似ていても病原体、治療方法は異なるため相手に感染させないためにも複数項目を検査を受けましょう。
処方された薬は飲み切る
処方された薬は必ず飲み切りましょう。症状が一時的に改善しても、病原体が完全に排除できていない場合マイコプラズマが再発する可能性があります。
また、治療を中断することで合併症になる可能性があり、心当たりがなくても尿道炎が子宮頸管炎を引き起こすことがあります。医師に指示された服用期間、服用方法を守りましょう。
治癒検査を受ける
内服効果を確認するために、内服終了から1週間後に治癒検査を行うことを推奨します。治癒検査を行うことでさらに治療が必要なのか、完治したのか確認することができます。
マイコプラズマの治癒検査で陽性が出た場合、他の病原体が原因の可能性があるためアジスロマイシン(ジスロマック)を処方する場合があります。
マイコプラズマの検査・治療 よくあるご質問
A.
関係ありません。種類によって感染する部位が異なり、呼吸器に感染する「マイコプラズマ・ニューモニエ」と、性行為で感染する「マイコプラズマ・ジェニタリウム」 があります。
A.
症状がある場合は治療が必要です。
A.
男性の場合、 排尿時の痛み、 透明または白色の分泌物、 無症状のことも多くあります。
女性の場合、 おりものの異常・悪臭、性交時の痛み、下腹部痛、放置すると不妊症や骨盤内感染症(PID)になる可能性があります。
A.
自然治癒はありません。 放置すると慢性的な感染となり、不妊症などのリスクが高まるため治療が必要です。
A.
治療開始後、3週間を目安に治癒確認にいらしてください。