トリコモナスは性感染症の一つとして知られる寄生虫で、多くの人がこの病原体に感染していると知らずに生活しています。この記事では、トリコモナス感染症の主な症状とそれに対する対処法を詳しく解説します。

トリコモナスとは

トリコモナス感染症は、性感染症の中でも比較的知名度が低いものの、感染者数は多いとされています。

トリコモナスは主に性器や尿道に感染する微小な寄生虫であり、トリコモナス感染症を引き起こす原因となります。この感染症は男女問わず発症する可能性があり、性行為による感染が主ですが下着やタオル、便器や浴槽での感染機会もあります。そのため性行為経験のない女性や、幼児にも感染することがあります。

トリコモナスの感染経路

トリコモナスの感染は主に性行為により感染します。

女性の場合は膣や子宮頚管、男性の場合は前立腺や精のうに寄生しているトリコモナス原虫が、精液や膣分泌液を介して感染します。

ただトリコモナスは原虫のため、感染者が使用したタオルや水着の共有などでも感染するリスクがあります。

トリコモナスの症状

症状は個人差もありますが、潜伏期間が女性の場合5日~14日前後、男性だと10日前後と長いため気づかずに放置するケースが多いです。

女性の場合

女性の場合、あわ状の白色や黄色の強い悪臭がするおりものの増加や、外陰部や膣の痛みやかゆみが現れます。

性交時や排尿時の痛みを感じることもありますが、無症状の方もいらっしゃいます。

男性の場合

男性の場合は、症状がでないことが多く、あったとしても排尿時の痛みや頻尿程度です。

尿道炎の症状を起こしますが、女性よりも更に無症状が多いと言われています。

トリコモナスの検査および診断

トリコモナスの感染が疑われる場合は感染機会から24時間以上経過後、男性だと尿検査、女性だと膣分泌液での採取をし検体検査を行います。

トリコモナスの治療

トリコモナスの治療は抗生物質や抗寄生虫薬による治療が有効です。

感染が確認された場合は、感染確率の高いパートナーと一緒に治療をすることをおすすめします。

まとめ

トリコモナス感染症は適切な治療を受ければ完治しますが、感染経路を理解し、予防策を取ることで再感染のリスクを低減することができます。

コンドームの使用や、男性の場合は性行為のあとの排尿で予防できると考えられています。

女性の場合は生理中だとトリコモナスが繁殖しやすい環境のため、生理中の接触なども控え、気になる方はタオルの共有なども避けることで、予防につながることもあります。

不安な症状が現れた場合は、早めの診断と治療を受けることをおすすめします。