アフターピルと「不妊」の関係について
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- アフターピルと「不妊」の関係について
- ホルモンバランスの乱れ
- 生理周期の大きな乱れ
- 副作用が強くなる
アフターピルは一時的に排卵を抑制・遅延させる薬であり、将来的な不妊につながるという科学的根拠はありません。ただし短期間で繰り返し服用するとホルモンバランスの乱れや生理不順、副作用の増強が起こる可能性があります。
避妊に失敗した際の妊娠リスクを大きく下げられる一方、費用負担や副作用、性感染症を防げない点には注意が必要です。確実な避妊を希望する場合は低用量ピルの併用が推奨されます。当院では予約不要でアフターピルを即日処方しています。
目次
アフターピルが原因で
不妊につながる可能性
アフターピルを服用することで、将来的に妊娠しづらくなる、いわゆる「不妊」になる可能性はありません。
アフターピルに含まれる成分は、主に黄体ホルモン(プロゲスチン)で、排卵を一時的に遅らせる・受精卵の着床を防ぐといった働きがあります。これはあくまで一時的なホルモン作用であり、子宮や卵巣に長期的なダメージを与えるようなものではありません。
そのため、アフターピルを1回服用したことで将来的に妊娠できなくなることは基本的にありません。また、複数回服用したとしても、適切な間隔と医師の指導のもとで使用される限り、不妊症との直接的な関連は報告されていません。
繰り返しの服用で体に与える影響
アフターピルの有効成分は黄体ホルモンです。そのため、アフターピルを服用することで体に影響を与えることはありません。しかし、短期間に何度も服用すると以下のことが起こる可能性があります。
またアフターピルは排卵前に服用して初めて高い効果を発揮します。そのため排卵日と特定できな状態で繰り返し服用しても、必ず妊娠を防げるとは限りません。継続的な避妊を希望される方は低用量ピルの服用を推奨します。
アフターピルのメリットと注意点
アフターピルは、緊急時に意図しない妊娠を防ぐという大きなメリットがありますが、同時に留意すべき注意点もあります。
メリット
アフターピルは、避妊に失敗した際の妊娠リスクを大幅に低減でき、特に性交後72時間以内の服用で高い効果が期待できます。ほとんどの薬は1回服用で済み、手間がかかりません。服用による不妊リスクはなく、生殖機能は速やかに回復します。
注意点
アフターピルは自由診療で費用が高額となり、効果は服用までの時間に依存するため早期服用が重要です。吐き気や頭痛、不正出血などの一過性副作用が現れることがありますが、性感染症の予防効果はなく、日常的な避妊には適していません。あくまで緊急時の最終手段として使用する薬です。
有効な服用のタイミング
アフターピルは、性交から服用までの時間が短いほど避妊効果が高まります。薬の種類によって有効な服用時間が異なります。
| 種類 | 主成分 | 有効な服用時間 |
|---|---|---|
| レボノルゲストレル錠 | レボノルゲストレル | 72時間(3日)以内 |
| エラ | ウリプリスタール酢酸エステル | 120時間(5日)以内 |
アフターピルの主な副作用
アフターピル服用後に現れる主な副作用には、吐き気や嘔吐、不正出血(消退出血)、頭痛、倦怠感、腹痛・下腹部の違和感、眠気などがあります。これらはホルモンバランスの急激な変化によるもので、通常1〜2日程度で軽快します。
アフターピル服用によって
胎児に与える影響
アフターピルを服用することで「お腹の赤ちゃんに悪い影響がでるのではないか」と不安を感じている方は少なくありません。アフターピルを服用することで胎児に悪影響を及ぼす可能性はありません。ただし、エラのようなウリプリスタール酢酸エステルが主成分のアフターピルは妊娠中の使用は推奨されてないため服用前に妊娠していないことを確認しましょう。
アフターピルと「不妊」の関係に
ついてのまとめ
アフターピルは、避妊に失敗した場合や避妊をしなかった性行為のあとに、妊娠を防ぐために使われる薬です。主成分である黄体ホルモンは排卵の抑制や受精卵の着床を防ぐ作用がありますが、これらは一時的なホルモンの働きによるものです。
現在までの研究において、アフターピルの服用が将来的に不妊の原因になるという科学的な根拠は確認されていません。ただし、繰り返しの使用は体への負担が大きくなる可能性があるため、継続的に避妊を行いたい場合は、毎日服用することで安定した避妊効果が得られる「低用量ピル」の服用を推奨します。
ペアライフクリニックでは予約不要で
アフターピルを処方することができます

「低用量ピルの飲み忘れ」
「避妊せずに性行為をしてしまった」
「排卵時期に避妊が不完全だった」など、
アフターピルは、避妊に不安がある性行為のあと、できるだけ早く服用することで高い避妊効果が期待できます。妊娠を防ぐためには早急に服用することがとても重要です。望まない妊娠を避けるためにも、なるべく早めにご相談・対応することが大切です。
現在、アフターピルを服用することで将来、不妊になる研究データはありません。そのため、リスク行為があった際には、予期せぬ妊娠を防ぐためにアフターピルをすぐに服用しましょう。
アフターピルと「不妊」の関係について よくあるご質問
A.
いいえ、なりません。アフターピルは一時的にホルモンの作用で排卵を遅らせる薬であり、長期的に子宮や卵巣にダメージを与えることはないとされています。
A.
複数回の服用でも、基本的には妊娠しづらくなることはありません。ただし、ホルモン量が多いため、生理不順や体調への一時的な影響が出ることはあります。
A.
アフターピルには2種類あり、「エラ」は妊娠中に服用することで胎児に悪影響を与える可能性があります。一方で、「レボノルゲストレル錠」は、妊娠が成立していても胎児への悪影響は報告されていません。そのため、使用するアフターピルごとに作用や影響が異なるため、適切な選択が求められます。ご不安な方は医師にご相談ください。
