クラミジアは日本でもっとも感染者数の多い性病です。クラミジアとは「クラミジアトラコマティス」という細菌が感染して起こる感染症です。

クラミジアに感染すると様々な症状が出ます。性別や感染部位によって症状は変わってきます。この記事ではクラミジアの症状について解説していきます。

クラミジアは性行為の種類によって変わる症状

クラミジアは膣に陰茎を入れる行為によってのみ感染すると思われがちです。
クラミジアは「クラミジアトラコマティス」という細菌が体の粘膜に付着することで感染するため、口腔性交(オーラルセックス)、肛門性交(アナルセックス)によっても感染します。

感染部位によって性別や感染部位によってクラミジアの症状は異なるため、今回は性行為別にクラミジアの症状を紹介していきます。

膣性交による主なクラミジアの症状

クラミジアは男女共に半数以上は無症状といわれております。無症状が出にくい感染症だからこそ少しでも下記のような症状に当てはまる方は、一度性病検査を受けましょう。

クラミジアの症状①尿道炎

クラミジア尿道炎の潜伏期間は、1週間~3週間後に発症するといわれております。
主に以下のような症状が現れます。

・排尿時の痛み、ヒリヒリ感
・デリケートゾーンの痒み
・トイレが近くなる
・尿意切迫

また、尿道炎により尿が白濁します。これらの症状がある方はクラミジアの可能性が高いです。

クラミジアの症状②精巣上体炎(男性)

精巣上体炎は起因菌が精管を逆行して起こす炎症です。
主に以下のような症状が現れます。

・発熱、悪寒
・血尿や排尿時の痛み
・トイレが近くなる
・片側で強い陰囊痛や陰囊腫脹

尿道炎の症状が少なくとも精巣上体炎は起こることがあります。

クラミジアの症状③子宮頸管炎(女性)

女性のクラミジア感染症は尿道炎と子宮頸管炎が特に多いです。また子宮頸管炎の70%が無症状もしくは軽い症状のため、自覚症状が乏しくクラミジアに感染したと気づきにくくなります。

主に以下のような症状が現れます。

・オリモノの増加
・性交渉時の痛み
・排尿時の痛み
・腹部の痛み

子宮頸管炎を治療しないまま放置してしまうと、子宮内に感染が広がり卵管や骨盤内炎症性疾患などを引き起こします。

クラミジアの症状④骨盤内炎症性疾患(女性)

上記で紹介した、子宮頸管炎の約8%程度が骨盤内炎症性疾患となる可能性があります。

主に以下のような症状が現れます。

・下腹部の痛み
・オリモノの増加
・月経異常
・高熱

咽頭性交(オーラルセックス)による主なクラミジアの症状


相手がクラミジアに感染している場合、咽頭性交(オーラルセックス)を行うと病原菌が喉にうつりクラミジアに感染する可能性があります。
主に以下のような症状が現れます。

・喉の痛み
・鼻づまり
・発熱

咽頭クラミジアに関しても、無症状や症状が軽いため気づきにくいです。
ご自身が喉にクラミジアの病原菌を持っている際に咽頭性交(オーラルセックス)を行ってしまうとパートナーに感染させてしまう可能性があります。

風邪のような症状なため、見逃してしまうことが多いですが、思い当たりがある際はクラミジアの感染を疑いましょう。

肛門性交(アナルセックス)による主なクラミジアの症状

男性・女性共に肛門性交の経験がある方はクラミジアに感染している可能性がないとは言えません。主に以下のような症状が現れます。

・肛門の痛み
・排便時の痛み
・粘血便

肛門性交によるクラミジア感染も無症状である場合や症状が軽いため放置されている場合も多くあります。
基本的にクラミジアの症状がある場合は、肛門性交経験がある方は同時に検査することをおすすめします。

キスでも咽頭クラミジアの症状に当てはまれば性病の可能性はある。

咽頭クラミジアはディープキスでも感染する可能性があります。

心当たりがないのに、クラミジアの症状に当てはまった方へ

クラミジアは無症状のケースがかなり多く、感染していても気づかない場合が多いです。
またパートナーが完治していると思っていても、違う箇所にクラミジアの病原菌が残っていた可能性もあります。

クラミジアを放置してしまうと不妊だけでなく子宮外妊娠、流早産の誘因となります。
少しでも気になる方は一度性病検査をしてみてはいかがでしょうか。